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262 米 雇用は利上げの打ち止めを示唆

米国の金融政策は物価と雇用で決まる。今は物価抑制が優先課題だ。

パウエル議長は、実質FFレート(FFレートーコアCPI前年同月比)を若干のプラスで維持するようなことを言っていた。
今の実効FFレートは5.08%。次回FOMCで利上げすれば5.33%。
今のコアCPI前年同月比上昇率は4.86%。
パウエル議長の言っている通りであれば、この辺で利上げは終わりのような気がする(FRBが今のところ示唆しているのはあと2回の利上げ)。そして、実質金利がインフレ沈静化にともない大きく上昇していくのを避けるため利下げということになる。

FFレートと物価の関係は①FFレートと物価の差(=実質FFレート)、②FFレートの変化と物価の変化 で見るのが普通だ。これは別の機会に改めてやってみよう。

今回は、FFレートと雇用統計(非農業部門雇用者数) の関係を見てみる。何度か書いてきたが、前月比15万人増がポイント。
徐々に、利上げ打ち止めが見えてきているようだ。

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