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【 トロイメラューゲルの女王 】について





◆ 苺が草冠を《花》と呼んでいる理由


①のネタに②の要素を組み合わせて、③という状況が浮かび上がるように、「何の葉っぱか?」という問いかけにして、④の言葉遊びでコーティングした問題。

コーティングがはげたら、ほぼ一本道になるように割と手がかり多め。
もしかしたら、多すぎて違うルートの方が解きやすかったかもしれない。


「キツネの術によって化かされた苺の話」の部分は、「『苺の物語』は、キツネの術によって『化』をレンタルさせられた。」という意味だった。

苺は、「母」に「艹」をつけて「苺」にしたかった。

なので、プレゼント(もしかしたら、カテゴリー的に「花かんむり」とされるかもしれない草の冠)を「艹」と呼んでいる。

そして、この物語は「艹」の文字に「化」の文字を貸されている状態なので、参加者さん視点では、字面的には「花」と呼んでいるように見える。という設定。

何言ってるんだこいつ?ってなった人いたとしたら、ごめんなさい(><)




◆ プレゼントについて


個人的に、子どもが遊びで作る花かんむりといえば白詰草のイメージが強かったんだけど、白詰草は名前が草だし、多年草だから草かんむりと言ってもいいのでは?

ってことで、脳内イメージでは、白詰草の花かんむりを苺が草かんむりと呼んでることにしたんだけれども、白詰草のかんむりは一般的には花かんむりってよばれるし、あれを草かんむりとよぶのは屁理屈っぽいかもしれないと心配して、解説には明記していない。

草かんむりって呼べそうなものが出来あがれば、材料は何でもよい。




◆ タイトルについて


霜柱亀治『トロイメライヒューゲルの女王』海波書房、2022年


まず、物語のタイトルを「トロイメライヒューゲルの女王」ってつけて、そこから「イヒ」を問題文に貸した結果、問題のタイトルが「トロイメラューゲルの女王」になった。

トロイメライヒューゲル(Träumerei hügel)は、「夢想の丘」って意味らしい。

「イヒ」を含む言葉にしようと思って、舞台のイメージは白詰草の咲いた丘だったから、ヒで始まる言葉を「ヒル」にして 、イで終わる言葉を探して最初に浮かんだのが「トロイメライ」だった。

意味はわからないけど、なんとなく語感がすきだから採用。
ドイツ語だったから、「ヒル」もドイツ語の「ヒューゲル」にした。

英語と同じくヒで始まる言葉でよかった。

問題文を今のシチュエーションにする時に、何となく、亡くした子どもを苺に重ねて、一緒に遊びたがっているキツネの設定にしたけども、解説書き終わってから、改めて意味調べてみたら、ぴったりのタイトルかもって思った。

「冠」のイメージからつけた「女王」も、最初は柚子のことを指してたつもりだったけど、解説書いてから母ギツネのことだなってなった。





◆ なるほど!って思った質問


ほんとだー!


苺と系統を一緒にしようと思って、果実で名前っぽいのを選んだだけだったけど、たしかに柚子には「子」が含まれているなあ。

なるほどね。


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