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【 名前の距離感 】ができるまで



どうやって問題作ったか思い出して書いてみた🍅
たぶん発端は、消化不良の過去問だったから過去問のリベンジができたのかもしれない。

※ うろ覚えでだらだら書いてるのでとてもながいです。
※以前ふせったーに書いたものと同じです。



★ 12/19

たしか、「クリスマスといえば、消化不良の過去問あったなあ」と思い出していた気がする。

(母を亡くした子供が、クリスマスプレゼントに「お母さんがほしい」と言う話。)

その流れで、「過去問では実の母親を求めていたけど、新しいお母さんならどうなるか?」という思考になったのかもしれない。

継母だとしたら、その人は父の恋人。

サンタさんへの手紙に、父の恋人の特徴を挙げて「〜なお母さんがほしい」と書けば、父が読んだときに「それ俺の恋人のことじゃねーか」ってなるだろうなあ。

この辺りでウミガメにできそうな気配がしたが、うまく問題に落とし込めないから、一旦置いておいた。

★ 12/20

一旦ウミガメを諦めて、「子供がクリスマスに何をほしいと言ったか当てる」感じの扉ヘ方向転換。

★ 12/21

扉の案もなんかしっくりくるものができなかったので、「Aの大好きな恋人を、Bがほしいと言ったらAが喜んだ。なぜ?」みたいな感じのウミガメを作り始める。

「Bがほしい」を恋愛的な意味に誤認させたいけど、なかなか違和感やアンフェア感を消せない。

父と子供の話でうまくいかないので、問題文に登場させるキャラを誰にしたら良いか、誰の視点で語れば良いか模索しはじめる。

「Aに求められた女は感激したがBと結婚した。なぜ?」みたいな方向もうまくいかず、最終的に、父の恋人と息子の男女の組み合わせで、二人が結婚したっぽい問題文になっていった。

答えはなるべく、先入観なしの状態で問題文を見た時に、すっと出てくるようなものにしたいという考えは、漠然とあったと思う。

今回は、「父のとっての再婚相手=息子にとっての継母」という視点の違いを使った問題を作るということは決めていたが、最終的に何を当てる問題にするか、なかなか決まらなかった。

なので、シチュエーションはその部分を思いつくまで変えていった。

結婚したら継母になる → 「お母さん」と呼ばれないことで距離を感じるシーンよく見る気がするなと思い出す → 「名前を呼ばれたくない」と言い換える

恋愛的な間柄では、親密さが増すと名前呼びに変わるのがあるあるっぽい気がする。

一方で、継母と連れ子の関係は、(お母さんと呼ばずに)名前で呼ぶ方が距離を感じる。

名前呼びの印象が逆なのが面白いなと思ったのと、恋人から夫婦になったように見せかけつつ矛盾らしきものを作りたかったので、名前を呼ばれたくない理由を当てる問題にした。



テストプレイは、1質問目で「カメコはカメオと結婚したのか」を聞かれて、3質問くらいで終わった。

誰と結婚したか書いてないところ、特に1行目とかが、やっぱり臭ってしまうらしかった。

1行目を消して問題文を修正して制限なしのウミガメにするか、そのままの問題文で闇スープにするか迷ったけど、どっちにしてもその質問は誰か聞くはずだし、逆にそこさえ確認すれば解けると思ったので、闇スープにすることにした。


ちょっと心配だったのは、カメオとカメコを夫婦に見せかけた問題文を作りたかったものの、その部分が他の人から見てもフェアな表現の範囲内であるかどうか。

そこがアンフェアだとしたら、答えを見た時に納得できないと思うので、正解に辿り着いてなかった参加者さんからもgoodをしてもらえてほっとした。



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クリスマスが重要かどうかについては、クリスマスがシチュエーションに合っている部分もあるのだけど、クリスマスじゃなくても成立するし、個人的には、クリスマスのイメージから解くルートが近道に思えなくて、重要ではないというスタンスで回答したけど、クリスマスが重要とした方が解きやすかった方がいたとしたら申し訳ないと思う。土下座。


感覚的に作ってるから、こうしたら良いんじゃないかと意識してなかった部分もあるけど、出題を終えた後にいただいたコメントを読んでなるほどなあと思う部分もあった。

改めてみると、問題の「お母さんと呼んでほしい継母」と、解説の「お母さんをほしがる子供」がリンクしてる構成が自分的にはすきだった。

今回、びっくりするくらい評価してもらえたのも嬉しかったけど 、自分の作りたかった問題が作れた感じがして、そこがとても良かった。


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