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成果物紹介|みねやま福祉会

岩谷 一良 ver.


●●● 誰に向けて
世の中の社会問題を自分ごととしてなかなか捉えられない人(3年前の自分のような)。
ちなみに3年前の自分はなかなかというより、全く皆無でした。

●●● どのような方法で
ブログの noteが出発点です。そこに添付されているファイルを通して思考実験をしてもらいます。

●●● 作品の概要
タイトル ・・・ 「現象の多面性を感じるための思考実験」
伝えたかったこと・・・
基本誰しもが自分の人生を生きるのに精一杯で、他人の幸せを考える暇がないんだと思います。(その点で仕事ということを通して誰か他人の役に立てる社会システムは有能だと思います。)
それ自体が悪いなんてことはなく、当然とすら思っています。
ただ、自分ごととして捉えられないことには、深く知ろうとするエネルギーが働かないため、自分の既存フィルターでしか見られない、考えられないと思います。ただそれが結果として、不要な不幸を生むことはないだろうか?知ったつもりになってひどい言葉を投げかけてはいないだろうか?ほんの少しでも自分ごと化して世の中の社会課題の一面だけ見て判断するのではなく、潜む多面性を想像してもらえれば嬉しいです。
そして、僕らは生活していて普段目にはしない、感じもしない。でも間違いなく、今まさにこの時間、この僕の拙い文章を読んでいるこの時間に、辛く、苦しんでいる、痛がっている人がいることは一度立ち止まって考えて、想像してみる。そんな機会になればいいなと思います。
想像したからって何も出来ないのですが、そこに意味の無さや無力感を感じずに、じゃあ自分の生活の中で、目の前の景色で、何か出来ることはないだろうか?ほんの小さな些細なことでも出来ることは。そう、ちょびっとでも思える、そんな時間になれたら嬉しいです。僕も日々何も出来ていない自分に嫌になりながらも、それでも出来ると信じながら目の前の課題と向き合っています。一緒にもがく仲間になれたら嬉しいです。

よろしければ、Twitter をやられている方、感想なり、コメント頂けますと嬉しいです。

https://mobile.twitter.com/paraisoiwaya


木津 和佳代 ver.

●●● 誰に向けて
特にターゲット設定はしていません。どなたでも。

●●● どのような方法で
私の YouTube アカウントにアップロードするので、DOORのウェブサイトや編集チームの作る note のリンクからご覧ください。

●●● 作品の概要
タイトル・・・
「Nocturne(ノクターン) ~児童養護施設の過去・現在・未来~」
伝えたかったこと・・・
3 年前、保育士の資格を取ったとき、受験科目に「社会的養護」という教科があり、子供に対する虐待が激増していることや要保護児童が増えていること、それに伴うさまざまな対策や制度が作られてきたことを知りました。
今回、ケア実の授業で櫛田施設長から児童養護施設の実態についてさまざまなお話を伺い、施設の環境や制度面に興味を持った私は、児童福祉施設が大舎制から小舎制に移行し、家庭的な雰囲気の中で子供たちをケアするようになったという「社会的養護」の変遷を、みねやま福祉会の歴史を通して表現したいと考えました。
作品にはあえて自分の考えは入れず、イメージだけで構成しました。
作品を見て何を感じるかは、ご覧になった方のイマジネーションに委ねたいと思います。
制作過程・・・
動画を作ろうと思ったとき、なるべく子供の画像は出さず別のもので表現しようと思い、子供を象徴するものとして繊細で壊れやすいイメージのある「卵」を、また施設を象徴するものとして、子供たちが安らかに眠っている「夜」のイメージで統一しようと思いました。といっても暗くて悲しい感じではなく、ファンタジックで未来への希望を感じさせる作品にしたいと思いました。
画像使用にあたっては権利関係を考慮し、みねやま福祉会から許可をいただいたものと、クリエィティブコモンズ素材のみでスライドショーを構成。BGMは、著作権フリーサイトでいろいろ試聴した結果、イメージに合うと思った曲のタイトルがたまたま「ノクターン(夜想曲)」だったので、こちらに決定。この曲の長さを基本の尺とし、そこに収まるように編集しました。キャプションには、櫛田施設長のお話で印象に残ったキーワード(「伴走型支援」「子どもの最善の利益」「安心安全基地」など)を入れました。


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