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Rollei Heads

以前、ローライフレックス3.5Fを使っていた時に情報収集し当時のブログに載せていたものになります。
2024年現在もいまだ二眼レフを使う方がいるようなので、 誰かの役に立てばと思い、当時のまとめた記録をここにストックしておきます。

[ シリアルナンバー model/type分類 ]

1958-60年 2.200.000 - 2.219.999 Rolleiflex 3.5F model 1/ Rolleiflex 3.5F (type 1)
1960年 2.230.000 - 2.241.499 Rolleiflex 3.5F model 2/ Rolleiflex 3.5F (type 2)
1960-65年 2.250.000 - 2.299.546 Rolleiflex 3.5F model 3/ Rolleiflex 3.5F (type 3)
1966-76年 2.800.000 - 2.844.999 Rolleiflex 3.5F Model 4/ Rolleiflex 3.5F (type 3/4)
1966-76年 2.845.000 - 2.857.149 Rolleiflex 3.5F Model 5/ Rolleiflex 3.5F (type 4)

[ model 1~5 ]

 model 1:追針式露出計付き
 model 2:フィルムの平面性のためにガラスを取付け可
 model 3:ここで社名刻印(デザイン)の変更があるらしい
 model 4:220フィルム使用の用意がある
 model 5:220フィルム切り替えレバーが付けられる

[ 12/24切り替え ]

巻き上げノブの右上に枚数切り替えレバーがあるのでまず24を上にしてフィルムを装填
12枚終わるとロックがかかるので 24を上にしてカウンタリセット
シャッターを押して、ロック解除したら巻き上げて残りの撮影を行う

*12-13枚切り替え時に、オートマット機能が働くために、フィルム1枚半分、空送りになる
フィルム圧板は、35mmフィルム側(24*36mm)に設定する
*2なお、個人的体験ですが、切り替えレバーを12/24の中間い位置のままにしてると、フィルム充填時にオートマット機構が働かずに、全部巻き上げてしまいます、ご注意を!

[ ホワイトフェース ]

これは俗称のようなのですが、3.5Fモデルのかなり最終型(model 5!?)になると、それ以前にテイクレンズ周りのシャッターカバーに同心円状の黒線が書かれていていたのが、その線がなくなり正面から見てクロームメッキだけが見えるためホワイトフェースと呼ばれるようです
ホワイトフェースに因らず、3.5Fは製造年が長いため、微妙にデザイン(文字等)が変化していく(特にmodel 2→3?)みたいです

[ ライトバリュー連動機構 ]

3.5Fの初期のモノ(多分type1に分類)は、それ以前と同様にライトバリュー連動機構が付いてるモノがある
絞りダイヤルに連動解除ボダンがあり、押しながら絞り/SSダイヤルをいじればバラせる
好き嫌いが分かれるが、私はライトバリュー連動機構が嫌い

[ レンズ ]

Xenotarか?Planarか?ましてや5・6枚玉というより、レンズの状態、そして3.5系(つまり75mm)か2.8系(80mm)の画角の違いの方が大事だと思う
(私は5枚玉と6枚玉を持っていますが、伸ばしても違いを感じたことはないな・・・)
ちなみに、75mmは35mm換算で約41mm(55度)、80mmは約44mm(52度)かな
レンズのガラスはとても柔らかく傷つき易いので、私はフィルタしてます
加えて、逆光にとても弱いので、これまたフードも必須!
ちなみに、私の3.5Fはビューレンズがマゼンタ、テイクレンズがアンバーなコーティングしてますね
どちらにせよ、現代のカラーネガと現像プリント技術なら、なんら気にする必要はないと思います
あと、3.5系もテイク側はF2.8なのでファインダー明るいです
なお、二眼レフに限らず正確な深度は目視で掴めないんで、数切ってカラダで覚えましょう

[ フード ]

表現上フード無しと選択される方もいますが、逆光を上手にさえぎるならフードは必須ですね
ローライ純正だけでなく、Walz(日本製)などもあり、装着・取り外しは純正よりWalz製の方が早いですね
ラバーフードもありますが、"撮る"という行為を考えたときに金属フードをコツコツと指で音を立てて叩くことでテイクレンズ側に子供や犬猫の目線をもらえるので、個人的にやはり金属フォードがいいと思います

[ スクリーン ]

E2よりスクリーン交換式になった、メンテの関係でこれはとてもありがたい!
ただ、現在はF時代のスクリーンはとても手に入りにくい
標準のものはザラついているがとてもピントの山が掴み易い
スプリットイメージつきのタイプは私は苦手、むしろ初期のグリッドのみのモノが好き
(その他は、インテン、ラッキーカメラオリジナル、Talberg、マックスウェルくらいかな?)
とても傷つき易いので、私は中性洗剤で水洗いしてます
ちなみに、スクリーンについていろいろ意見があるようですが、
基本的に明るさとピントのヤマの掴み易さというのは、反比例の関係です
もちろん、技術の向上で明るさとピント精度を両方上げることは可能です
明るさは写欲にも通じる大事な要素なんですが、中判に限らず明るいレンズは
ピント精度が非常に大事なんで”見え方”を重視するよりヤマの掴みやすさが大事です

[ バヨネット(BAYONET) ]

ローライ独特の曲者の一つ。
Ⅰ~Ⅳまである、フィルタ、フード、キャップに至るまでこれで縛られる
3.5FはバヨネットⅡ、規格でいうとB36、ちなみにフードではRⅡという記載がされている
時にB2(bay2)と呼ばれたり、この辺りがすごくごちゃごちゃしてる
*キャップは3.5F用と3.5E(それ以前含む)用で異なりますので注意が必要!
 その理由は3.5Fとそれ以前のモデルで上下レンズの間隔が違うから

[ ローライナー ]

スゲー名前付いてるけど、単なるクローズアップレンズ、種類は3つ(当然バヨネット毎にある)
ローライナー1:100-45cm
ローライナー2:50-31cm
ローライナー3:32-24cm 
*3.5F(75mm)のレンズの数値なんでご注意を
二眼だけに、当然2つでワンセット(初期に3個タイプもあるけど)
*ちなみにパララックスを補正するために、ビューレンズ側はレンズが斜めに入っています
取り付け位置をまちがわないように(赤点が真上にくるように)

[ フィルター ]

ローライ純正のUVフィルターは、もともとモノクロ用であり、かなり黄色側にカラーバランスが崩れる
UVもスカイライトも、やや色が濃くて1/2EVほど露出を多くかける必要がある!?
私はkenko特注のB36MC/UVフィルタを使用してます(バヨネット/ネジ切ってないで重ね付けできないですが)

[ フィルタ倍数セットダイヤル(露出補正ダイヤル)]

ASA感度切り替えダイヤルの外周にフィルタ倍数セットダイヤルがある。
基本的にモノクロ用フィルターの露出補正に使えるように、半段ずつ-3まで調整可能
大まかに言うと、補正量はイエロー(Y2)が-1、オレンジ(YA3)が-2、レッド(R1)が-3かな

[ 巻き上げクランク ]

巻き上げクランクは指でつまんで回してる人が多いですが、むしろ手の平で操作できるようになると、更にスナップのスピード・精度が上がりますね
二眼に限らずですが、本当に写真やってる人ってすごい操作しますよ
手馴れているって言葉じゃ足りないくらい 結婚式カメラマンのストロボの操作なんかも同じ

[ 多重露出リング ]

フィルム巻き上げクランクの根元のリングを反時計回りに回してから、クランクを一回転させると、フィルムは送られずにシャッターだけチャージさせることができる

[ 絞り/シャッターダイヤル ]

以前、ある知り合いから2.8FXを触らせて貰ったんですが、ダイヤルの回転方向が逆だった
私は3.5Fの外回し(露出下げてく)、内回し(上げてく)に慣れてるんで戸惑った
また、時代の違いなのかな?3.5FでもF値とSSの位置が逆のモノもある
まぁ、そんなコトは置いておいて、ウエストレベルなんでこの位置にあるのは至極当然なのでしょうが、絞り値とシャッター値が一度で見れるのは、ありがたい
右目でファインダ覗いて、左目で露出計と絞り値とシャッター値を見れる、
しかも、シャッターボタンに手を置きながら・・・二眼レフの一見独特のカタチはとても合理的
動きが渋いモノはきちんとオーバーホールに出しましょう!

[ フォーカシングノブ ]

古いものはフィート表示です。これを嫌がるヒトも居ますが、そんなに難しくないです
私は、単純に3で割ってます 例えば、3ftなら約1mだとか、10ftなら3mだとか
そしてフォーカシングルーペでピントのヤマを追い込んでいく
あと、ピント精度にかかわる問題なんで、もし中古でローライを買うなら
繰り出しが水平かどうかはきちんとチェックした方が良いですよ

[ MX接点/セルフタイマー ]

テイクレンズの右側(構えた状態でね)にMX切り替えレバーがあります
普段はあまり活用しないレバーかもしれませんが、X側にさらに押し倒すと
セルフタイマーがチャージできます ちなみに、シャッターを切ると動作開始

[ ストラップ ]

なんともいえないカニ爪の取付け金具を持ってる、そんなに頻繁に付け外しするのかな?
(私は革製のカバーを使わないんで、ストラップの付け替えを滅多にしない)
厚みと長さ調整の関係で通常のストラップは向かない
今は現行品もあるけど、カニ爪金具のエッジで革が傷みやすく切れやすい
私は邪道ですがD環を付けて柔らかい塩ビストラップを付けています
大事なのは、上から露出計を見るのが邪魔にならないこと なので、ストラップは極力短くしてます
*かに爪の金具は持ってましたんで、最近革とカシメでストラップを自作し使用しています

[ 内蔵露出計(Gossen) ]

フォーカシングノブに内蔵されているセレン式の露出計ですね
経年劣化より、場所的にも、素材的にも機械的に破損してるモノが多いです
同時代のセレン式露出計と比べると、非常に耐久性があるようで、
おかげさまで私のモノは元気に動いてますし、精度きちんと出てます
ただし、もそもTTLではないし、逆光時や暗所では癖がありますので、
自身で補正掛けてます(もちろん、反射式なんで補正は当然ですが)
ちなみに、この露出計に関しては、修理は不可能であり壊れたら治せません
単体露出計を使用すればいいのでしょうが、速写性が落ちるんで、
むしろ数をこなして身体で覚えていくのが正解だと思います
ただし、もし購入を考えている方がいたら、個人的には露出計が正常なものをお勧めします

[ フラットグラス(ローライガラス) ]

ローライ中判の弱点であるフィルム浮きによるピントずれを防ぐためガラス製のピント面安定装置ともいうべきもの
ガラス面と圧版でフィルムを挟んで安定性を高める 3.5Fでも対応モデルと非対応モデルがあるのでご注意を!
(取り付け/取り外しに関しては、フィルム装填室とガイドローラーの間にU型のレバーあり)
ガラスは厚さ約2mm もちろん、反射処理がなされているけれど、
ガラス面での二次反射の悪影響もあるから標準仕様とならず
なお、3段階の圧版位置調整のある専用の凸面を持った裏ブタがあるので、それを使用のこと
要・不要に関しては、色々な意見がありますが、私は必要性を感じません
ローライナーのⅢで接写するならフィルム面の安定性が気になるかもしれませんが・・・

[ プリズムファインダー ]

真下などを撮る時に有り難味が分かる
二眼レフはやっぱりウエストレベルが魅力だけどね
あと、かなりの珍品ですが、日本光学(現ニコン)製のミラー式のアイレベルファインダーのPORROFLEXもあります(プリズムより軽いですが、プリズムより見える画面が小さいですね)

[ ピストルグリップ ]

基本的にプリズムファインダーと併用するのだと思います(使用経験なし)
果たして、どれだけ実用的かは不明です、というか怪しい

[ ムター ]

広角用の×0.7と望遠用の×1.5の2種類のコンバージョンレンズです、実用性低いし、大して必要性感じない
もちろん、ムターも3.5用と2.8用、つまりバヨネット毎に種類が異なります
バヨネットⅢのタイプはたまに見かけますが、タイプⅡは少ないですね(特に×0.7)

[ ローライフィクス ]

コレがないと三脚ネジに何度も付けてると底ブタが歪む、大事!
ちなみにローライのもう一つの弱点は裏ブタの蝶番部分、
どうしても長年使っていくと亀裂が入って光線漏れの原因になるとのこと

[ ローライルクス ]

その存在を知ったときにとても驚いた
非常に理にかなっているようでもあり、非実用的なアクセサリのような気もする
え~と、説明するならば、露出計付フードですね

[ ローライキン ]

35mmフィルム用アダプタです(かなり多数の部品で構成されてる)
実用面では・・・、いらないでしょう
ローライキンの"キン"というのはkinematograph=映画から来てるとの説も
135判フィルムはもともと映画用のフィルムだし
ちなみに、35mm用のカウンタ機能ノブが最初からついているモデルも結構あります
どうやら、製造時から付属してるモノが販売されていたようです

[ ローライマジック ]

ローライを持って街を歩いたりギャラリー巡りをすると、よくカメラのことで話掛けられる
しかも女性にもモテる!?これをローライマジックと言う←ウソですよ
本当は、プログラム露出機能を持ったちょっと亜流なローライ二眼、稀少だし人気がないかな?

[ 雑学1-HONEYWELL/TELOS ]

フォーカシングフードのロゴに、アメリカでの販売代理店だったHONEYWELLの銘版がついているものがある
ニセモノじゃないんでご安心を(ちなみに「TELOS」はフランスのローライの正規代理店)

[ 雑学2-DBP/DBGM ]

DBPとは、Deutsches Bundes patent、つまりドイツ連邦特許のこと
DBGMとは、Deutsches Bundes Gebrauchsmuster、つまり商標登録のこと、知らなくていいですね

[ その他操作上の注意点 ]

○空シャッターを切るときは巻き上げ軸側にスプール)を入れたままにしないこと
 巻き上げ軸側にスプールをいれたままから回しをすると、巻き取り軸の内側にあるギア部を痛める
○シャッターをチャージした後で、シャッター速度の変更を行うことは内部のメカニズムに負荷をかけることになるので、できるだけ避けるべき
○長期保管時は絞りF22、SS1/500にしておくと負荷がかかりにくい
○機械式のカメラであれば全部そうなのですが、定期的に使用してないと動作が渋くなります
 フォーカシングノブ、絞り・SSダイヤル、シャッターなど
 特にシャッターは低速が粘りがちになるので、月数回は必ず切りましょう

[ 3.5Fとそれ以前のシリーズについて(とてもアバウト) ]

3.5Fだけでも年代によりmodel 1~5まであるようなのですが、それ以前のE、またそれ以上遡っていくとかなり複雑になってるようです
色々と調べていると、ほんとココに書ききれないくらい複雑なんでザクッと書きますね(ほんとは2.8系と絡めて書くべきなのですが省略!)
ローライフレックス 3.5Aというのは、それ以前と比較してXとM接点が付いたモデルを指すよう(Rolleiflex Automat MXとも)
ローライフレックス 3.5Bというのは、ライトバリュー対応になったもの(Automat MX-EVSとも)
ローライフレックス 3.5Cというのは、それまでレンズがテッサーかクセナーだったのに対してプラナーとクセノターを搭載したモデル
(ここからややっこしいのだけど、どうやら3.5C=3.5Eというコトになるようで、正確には3.5Eというのは存在しない 3.5E2、3.5E3はあるけど・・・
ちなみに、E2はフロントカバー下部にE2+シリアル番号表記あり、E3は表記無しで分類 その関係で3.5Dという機種は存在しない)
E(正確には、E2・E3)とFは製造年が前後したり重なっているんですが、操作上の機能としてはライトバリュー方式か、そうでないか、
という風に捉えてもよいのかも より細かく書くと、ボディー内部の構造がEとFでは異なる
(つまり、EがそれまでのCのボディを改良して作ったのに対して、Fは2.8のボディを改良して作ったよう)
現在ローライ3.5系を買うときのアドバイスで、3.5Fが完成型だと言われ、3.5Eは不具合が出やすいと言われるのはそのためみたい
(ちなみに、3.5Cまでの円形絞りのこだわる人もいるので、どのモデルが一番とかはないと思います、あくまで参考に!)

[ 3.5Fと2.8Fについて(私感+十人十色) ]

別にFに限定した話ではないのですが・・・、色んな方の話を聞いてて 3.5Fと2.8Fとの好みについては面白いなと
人気度、未だ現行品(2.8FX)としてある王者の2.8系ですが、意外と3.5系好きの意見も多いですね

○3.5系派
3.5Fで頂点を極めて最終モデルとなった3.5Fだけど、「歩留まりが良い」というコトバが似合いそうですね
2.8系に比べ無理のないデザイン、シャッターボタンの柔らかい感触、大人しいシャッター音、風景にも使える画角、そんなところが3.5系の魅了という声が多いですね ただし現行品がないということでアクセサリ関係で悩んでる人多いかな

○2.8系派
まず、半段でも明るい方が良いという人には絶対的な人気 でも、F値3.5すら滅多に使わない私には?です
ISO100でもF2.8 だとEV12でさえ最速SS1/500なんで晴天には辛いし、近接ではピントは紙のように薄いんで
75mmと80mm、この画角の違いは一見小さいようで、随分と感覚が異なりますね
ただ、画角にこだわって75mmを選んだという人は多いですが、画角にこだわって80mmを選んだという人はあまり聞いたことがない

○私感
3.5Fを使っているというヒイキ目もあると思うのですが、やはり3.5Fの「歩留まりの良さ」は感じますね
35mmでいうところの40mm辺りの画角はやはり風景・スナップ的にも使い易い(加えて中判の75mmの深度の浅さも魅力)
あと、これはホント個人的感想ですが、2.8Fがフラッグシップとして人気が高い分、3.5Fは中古市場でも比較的安価
「安い買い物じゃないから、一番良いと言われる2.8Fを!」っていう声も良く聞きますが、そうなのかなぁ~なんて思ったり
「2.8Fのplanarが一番!」というのは、ネコも杓子も言うセリフかなと それは分かり易さってのが大きいんだと思う
その面で言えば、時計でいうところのロレックスのエクスプローラーⅠやOMEGAのスピードマスターと同じ扱われ方のような気がする
あと、これはローライだけでなくハッセルやライカでも同じなんですが、現行機はコスト削減のためか作りがとてもチープになってますね
MJ(メディアジョイ)によると、日本においてラーメンが30円の時代にローライは90,000円だったらしい
現在のラーメンを安く見積もって500円としても1500,000円!そりゃ、1/5の値段で作ろうと思えば仕方ないのかもしれませんが・・・
手触りが写りに影響するか、それは分かりませんが、写欲には通じると思う(特に、ローライ2.8GX/FXの作り・手触りはヒドイと思う)

[ 2.8GX/FX,4.0FW/FT ]

参考出品としてしか存在しなかったテレローライの最新モデル4.0FTの発売が現実味を帯びできたようです
ただし、2.8FX、4.0FWと中身はほぼ同じようですので、あまり期待は出来ないみたい
そもそも、2.8GXが登場した際、正直ローライ社(正式には当時ローライ・フォトテクニック)でさえ現代に二眼を出すとこう成らざるを得ないのかと凹んだ
しかも、FXになった際も、外観こそクラシカルな面持ちになったが機構上はGXと大差なくF時代までのものとは別物と言っても良いような代物
 (簡単な歴史)
 76年:フランケ&ハイデッケ社倒産
 80年代:USH社に買収されローライ・フォトテクニック社と社名変更する(2.8GX 発売)も再度倒産し、韓国サムスンの資本傘下に入る
 その後、サムスンの資本傘下を離れ、純ドイツ企業に戻り、2001年ローライフレックス2.8FX発売、2003年同4.0FW発売
どうやら、マーケットも企業自体の経営も50~60年代前半がピークだったようで、その頃の製品が一番造りが良いようです
まぁ、当時は一般庶民が購入するようなモノではなかった(価格的にも、ね)し、カメラとしても日本製の35mm一眼レフが台頭する前だったんで、いい製品を産み出せる土壌があったから、というのが正しい見方だとは思います

※あくまで、当時私が見たり聞いたりした情報に基づいて記載していますので、
真偽については各自ご判断ください。

以上

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