麻雀プロになるという事
日本プロ麻雀連盟のプロテストの締切が迫ってきています。
最初に言っておくと、44歳のキャベツ太郎は「プロになれる時期にチャレンジすべきだった」と思っています。自由が効いて若いうちに、踏み出すべきだったのかもしれません。
もちろん物事にはタイミングがあり、40歳になってから本格的に競技麻雀に取り組み出した自分には「麻雀プロになる」などという事が全く思い浮かばなかったのも事実。滅茶苦茶に仕事していた30代の後半は、それどころではありませんでした。その瞬間瞬間を精いっぱい生きている人間にとってのそれは、「縁がなかった」ということでしょう。後悔というものでもありません。
「麻雀プロ」というものにメリットの有無を考えることもあるかもしれません。年会費を払い、試合に出るたびに逆に出場費を払い、土日にプライベートを犠牲にして麻雀普及に取り組む。たしかに、「損得」で言えば「得」な部分はあまりないと言えます。でも。でもです。
この5年間、自分はいろいろな地方でたくさんの麻雀プロに会ってきました。麻雀普及を「楽しんでいる」プロに会ってきました。麻雀が大好きで、麻雀を楽しんでいる人が大好きな「本当のプロ」。実社会ではほぼ役に立たない(たぶん)麻雀の技量を上げることに寝食を忘れて夢中になる「本当のプロ」。損得では割り切れない世界で、好きなものに殉じて多くのことを犠牲にできる、そんな大人になるのも悪くないのではないかと思いました。
今は、そんな「本当のプロ」が損得度外視で蒔き続けてきた「種」が芽吹き始めたタイミングです。
というわけで。
やってみたい若人は、損得は後回しにして麻雀プロになっちゃえばいいじゃん。
その後どうなるかなんて、その時考えればいいじゃん。損得なく麻雀に殉じてきた先輩方が、悪くするわけないじゃん。
無責任な話ですが、是非、これからも多くの「損得を超えて麻雀に没頭する人」にお会いして、全力でその無茶なチャレンジをする姿にあこがれ、応援したいと思っています。
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