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「4C速読法」アウトプットチャレンジ!02

タイトル 「グズ病」が完全に治る本
著者 S・ロバーツ
訳  伊藤 明 
2003年8月15日 第1刷発行
2009年2月  5日 第8刷発行

★この本が本棚に或る背景
購入したのは2009年3月頃と推測。
仕事がハードで見かけは気丈でも、メンタルはかなり弱くなっていて、
・やらなくてはいけないと思ってるのにできない。
・日常は、ギリギリまで動けなくてバタバタしてる。
・バタバタするのに何故動けないの?脳が停止している?
こんな日々だったと思います。
「なんとかしなくては」と思っても「改善できない」そんな時、ふと目に留まった本だけど、この本も、どこまでちゃんと読んだのか?
多分パラパラと見て本棚に直行だったような気がします。

【3ポイント】

1.「グズ病」に効果てきめんの心理作戦て何?
グズな人の問題は、「時間管理」と「感情」

グズとは、やらなくてはならないとわかっていてもすぐにできないで、先のばししてしまうこと。
「先のばし」の語源は、「明日まで延期する」という意味のラテン語で、
数世紀を得て、罪とか怠惰を意味する言葉になったとのことです。
「その日のうちにやっておけば済むことを明日に先のばしする。その何気ない先のばしが、実は重大な損失につながることを経験してのことなのでろう。」という解釈です。
例えば、ボタンがとれたジャケット。とれた時にすぐにつければいいのに、先延ばしにし、いざ「着たい」という時に着られない。似たような経験はあるはず。
先のばしには大きなしっぺ返しがまっている。1日先延ばししただけなのに、普通の何倍もの苦労をしたり、1年の努力を一瞬にして無題にしてしまうこともあります。
アメリカでは「今日できることは明日まで伸ばすな」
イギリス人は「いつかそのうち、という日はない」
イタリア人は「言うとするとのあいだには大海原がある」
というそうです。
そして、エドワード・ヤングは詩集「夜の想い」の中で、「遅延は時の盗人」と書いているとのこと。

なぜ、わかっているのにできない?先延ばししていまうのか?
「時間をうまく管理できないせい」と考えられてましたが、「感情という要素」もあります。
ただ、「先延ばし」と「優柔不断」は違います。

2.言い訳のかくれミノって?
「先のばし」の要因は、集中力不足・不安症・失敗恐怖症・自己否定性・完璧性・反抗心・鬱 等があります。が、これらは、可能性があるというだけです。
例えば、「先のばし」の理由が、「気持ちが沈んでいてできない」だった場合、本音は「もっと楽しいことをしたいだけ」だったかもしれない。
「反抗心」にしても、「先のばしの言い訳を正当化しているにすぎないかもしらない」と著者は言っています。
ただ、この「言い訳のかくれミノ」を探るのは、現代社会においてはとても難しいことなのではないかと思いました。

3.グズ解消の最強ツール集とは?
「時間がない」とは言わせない5つの実践テクニック!
①やるべきことを、とことん「細分化」する
②うっかり防止用の「信号」をつくる
③やるべきことの「魔法のリスト」をつくる
④「短期的なスケジュール」は必ず立てる
➄「絶対に目にとまる」目印をつくる
ということでした。

また、下記の方法も
・短い時間(細切れ時間)を効果的に使う。
・グズる余地のない「快適環境」と作る
・ご褒美を準備する
・「セルフモニタリング」法を活用する
 ※自分で変えたいと思っている行動の「記録をつける」という方法
  
【1エピソード】
この本は、今盛んな「成功コーチング」に属する本なのかと思いました。
当時の私は、この領域に行くことができない状況。書かれている事はわかっても、行動することができない状態の場合、どうしたらいいのか?という解決にはなっていないのかと。
ただ、「行動できないのは、わかっていないから」とも言われるので、その領域に達していない当時の私だから、本棚行きになってしまったのだと思いました。今、読み返してみると、興味深く感じます。
心の状況で、本に対する向き合い方って変わるということを実感しました。

【1アクション】
「セルフモニタリング」を実践します。つい「先おくり」してしまうこと、「先おくり」してしまった事の状況とか、感情を書き出す事で、自分を見返るヒントを得ます。


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