3分以内に話はまとめなさい
著者 高井信夫
出版社 かんき出版
2003年9月29日 第1刷発行
2004年2月 4日 第10刷発行
話を3分以内にまとめる方法が書かれているのかと思って購入しましたが、話し方についての本のような感じです。
1.3ポイント
(1)短時間に「実のある話」をするコツ
話すときはいつも前向きで明るい「建設的である」話し方をすること。
そのための質問(著書は弁護士)
・今、一番困っていることは?
・私にしてほしいことは?
・あなたが考える次の一手は?
3つの質問が全て「建設的」であり、未来へ向けて希望の燃えてる状況が設定されている。
これでミーティングの時間は最低限で済み、時間短縮にもつながる。
面談でもミーティングでも、解決されなければならない問題があるとき、その解決のためには建設的な意見を述べるのが一番。人が「見のある話ができた」と思うのは、建設的な意見にふれて、未来へ向けて希望が見えたときだから。
(2)反論の余地を残しておくことが大切
議論する中で、相手を言い負かさないと気が済まない人もいますが、反論の余地を残す配慮が、良好な人間関係では大切。
色んな価値観があり、「絶対に正しいというものはない」。いくら自分の意見が正しいと思えても、それはあくばで相対的な正しさ。環境が哀れ場、条件が変われば、時代が変われば、正しい意見は別の意見になることを念頭におかなくてはならない。
「過ぎたるは及ばざるが如し」
正しいから「どこまでも主張してかまわない」という考え方は、論理的には正しいが、現実の世の中では、「自分が正しくない」と宣言してから物事を行った人間は一人もいない。という事実をしっかり頭にいれておく必要ある。
(3)たった一言で人生がかわることもある
正しい話し方こそ、人生を切り開いていく重要な道具。
話し方を研究して、人を説得し、、人から好かれる話し方をしないと、人生はうまくいかない。
言葉を操るにあたり、気おつけたい点
①余計な言葉を使っていないか
②言葉が不足していないか
③必要以上の言葉を飾りたてていないか
④相手のためになっているか
⑤自分のためになっているか
この5点をいつも念頭において、自己反省する習慣をつければ、おのずとよい話し方ができるようになる。
2.1アクション
余分な言葉を使ってしまうことがある。必要以上なことばを使っていないか、相手のためになっているかを意識する。
3.エピソード
以前、仕事で失敗したとき、どうしてそんな失敗をしてしまったのかわからない状態。その失敗に対し、永遠と注意をうけ、「なんで気づかないのか?」「なぜ、そんなことをしてしまったのか」なぜなぜの嵐で、全く反論の余地のない注意を永遠とする人がいました。
失敗はあってはならないことですが、全て完璧ということも難しいです。
あきらかに原因がわかるものについては、当然、説明しますが、なかには本人も「どうしてこんなことに!」ということもまれにあります。
全く、反論をうけつけてもらえなず、よく「反論の余地がないからきつい!」「反論の余地は必要だよな!」という話をしていました。
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