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パーソナルスペースってなんだろう?

クレートトレーニングをする理由の一つに

「パーソナルスペース」を教えてあげてください。
と言います。

パーソナルスペースってなんだろう?

あんまり聞いたことがない言葉
聞いたことはあるけど
意味はよくわからない。

という方のために
人間のパーソナルスペースについて
説明します。

アメリカの文化人類学者である
エドワート・ホールは、
パーソナルスペースを
4つのゾーンに分けました。

それをさらに近接相と遠方相という
2つの相にわけました。

そのなかでも
家族や夫婦、恋人などの
親しい者同士に許される空間について
こんなふうに説明してくれています。

【密接距離—ごく親しい人に許される空間】

・近接相(0~15センチ)
抱きしめられる距離(最も親しい人だけに許される)
・遠方相(15~45センチ)
すぐに相手に触れられる距離(ささやきあえる)

【個体距離—相手の表情が読み取れる空間】

・近接相(45~75センチ)
相手を捕まえられる距離
(とても親しくなければ、違和感をおぼえる)
・遠方相(75~120センチ)
両方が手を伸ばせば指先が触れあう距離
(個人的な話をするとき)

この空間のなかに親しくない人、
知らない人が入ると
不快感や恐怖、不信感を感じることが
多くなります
(全ての人がそうだということではありません)

共通の言葉という
コミュニケーションツールを持った人間同士に
パーソナルスペースがあるように

犬にももちろんパーソナルスペースがあります。

犬たちは
できれば争いや諍いを避けるために
相手に必要以上関わらない。
ということを子犬の頃に
親犬が教えます。

何か危険を察知したら
クレートという身の安全を
守ってくれるスペースへ入る。

これを教えてあげることで
犬たちの不安や心配は解消されることが
ほとんどです。

初めて会った人や犬に吠える
警戒から起きる行動ですが
相手が何もしていないのに
吠えて飛びかかるのは
失礼極まりない行動。

そしてもう一つ

人が好きすぎて
嬉しくて
遊びたくて

近寄って行っちゃうんです。

これも、いきなり吠えて飛びかかる犬と
変わらない失礼極まりない行動です。

自分が興味があるから?
何かをアピールしたいから

だからといって
飛びかかっていいわけがありません。

見ず知らずの人にいきなり飛びつくのは
吠えて飛びかかるのと変わらない
失礼極まりない行動です。

人間の子供が
見ず知らずの人にいきなり

大好き!

ってだきついたら?

それと全く変わりません。

その犬が人が好きとか犬が好きとか
その犬だけの好き嫌いで
いきなり失礼な行動をさせてはいけない。

これは飼い主さん自身が
犬に対して教えることの中でも

とても優先度の高い項目です。

誰だって
自分のスペースに人が入り込んできたら
嬉しくないこと、警戒することは
してはいけないことを
きちんと犬にも教えてあげなければなりません。

ぴょんぴょん飛ぶ姿は可愛くない。
迷惑だと教えなければなりません。

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