プロスポーツの世界へ〜福島ホープス〜

大学4年の11月にプロ野球BCリーグのトライアウトに挑戦して、のちのドラフト会議で福島ホープスから2位指名を受けました。

全体トライアウトで動きやプレーを見ていただき、指名に至った経緯として岩村明憲監督からは、「スピードがある」と言っていただきました。プロのスポーツの世界に足を踏み入れることができました。

評価していただいたスピードをより光らせるために、レベルアップの日々が始まりました。一歩目のスタートや、スピードが活きるバッティング....など。

オープン戦、シーズンと進んでいく中で、投手の球の強さや変化球の鋭さに苦しむことが多々あり、試行錯誤の毎日でした。なんとかチームの戦力になりたい、試合に出たい...そんな想いでした。

スターティングメンバーで出ることもありましが、まだどこか自信がない日々が続いていました。そんな時、岩村監督から「俺が自信を持って送り出しているんだから、失敗を恐れず、自分のやれることをやってこい！」と言っていただきました。そこから私の中で、強い闘志が芽生え、試合で熱くプレーできるきっかけとなりました。

ファンの方々はとても温かく、どんな時も声をかけてくださり、とても力になりました。声かけ、差し入れや、応援など本当にありがとうございます！

とにかく泥臭くやってきました。途中出場の時は代走が多かったので、その時は、何がなんでもホームに帰り得点してやる！という気持ちでやっていました。私の体もよく耐えてくれたと思います。ありがとう！

同じチームには、メジャーリーグ経験者の岩村選手兼任監督、大家選手(現、横浜ベイスターズ投手コーチ)、ジョン・ボウカー選手が在籍していました。その先輩方からは、立ち振る舞いを中心に、一緒にプレーさせていただく中で、ハイレベルなプレーを見ることができ、たくさん勉強させていただきました。

福島という地で2年間プレーしました。最後までやり続けられたことは、首脳陣の方々始め、地域やファンの方々のおかげでした。

オフの度に行っていたお気に入りの温泉や喫茶店やごはん屋さんを見つけました！2年間で相当な頻度で行ったと思います。郡山市を中心にプライベートでも、須賀川市やいわき市、福島市、西会津町、猪苗代町など行きました。

サヨナラヒットを打ったこと、プレーオフに出場したこと、チームの勝利に貢献できた試合など思い出はありますが、なによりも素敵な先輩方や、同期、後輩に巡り会えたことが1番です😌

最後まで読んでいただきありがとうございます。

埼玉武蔵ヒートベアーズ

背番号3

宮之原健