視覚障がい者の転落死事故 駅のホームに残された盲導犬
東京メトロ銀座線「青山一丁目駅」のホーム上で、目を閉じる。
電車がホームに入ってくる音がする。もし自分がホームから転落したとしたら…と考えるだけで足がすくむ。目が不自由な人たちにとって、ホームドアのない駅のホームは「欄干のない橋」とも言われる。
4年前のきょう、2016年8月15日午後6時頃、青山一丁目駅で、盲導犬を連れた視覚障がい者の品田直人さん(当時55歳)がホームから転落し、電車にはねられて亡くなった。
この事故をきっかけに、国や鉄道各社は2020年度までに、1日1