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rakugo1000 (123) : 春風亭昇太「時そば」

概要
吉原を冷やかした二人の男。お腹が空いたからそばでも食べたい、ということになるが二人で15文しかなく、そばを食べるには1文足りない。が、兄貴分がなんとかしてやるといい、二人でそば屋を呼び止め食べ始める。
兄貴分はそば屋を褒めて、いい気分にさせつつ、ヌケてる弟分には絶対にだまってろ、という。そして、いざ支払いの段になり、あざやかな様子で1文ちょろまかす兄貴分。感動する弟分。
翌日、15文を握りしめて同じことをやってやろうと弟分がひとりでそば屋を呼び止めるのだが…。

今日聴いた噺
19/11/12
春風亭昇太 時そば
https://youtu.be/SGqLZIaWHxs

プチメモ
昇太さんの「時そば」は江戸落語のそれとは異なっていて、上方の「時うどん」の形をそばにしたもの。江戸の「時そば」は最初にそばを食べにいくのは一人の男で、それを特に友人でも知り合いでもない男が物陰からみて、ちょろまかす様子を、翌日真似する。
上方の「時うどん」は昇太さんの「時そば」同様、ヌケた男と兄貴分が二人で食べにいって、兄貴がちょろまかす様子を、翌日一人でヌケた男が真似する。
この「時うどん」移植型「時そば」は彦いちさんもやったりする。個人的にはこの形のほうが好きなんだよなぁ…。

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