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rakugo1000 (62) : 林家彦いち「野暮捨てラップ」

概要
「ラッパーになるんだ」と師匠のところを飛び出した元落語家の「いち彦」。ラップバトルに出演し名古屋の黒豹シンジと闘う。シンジの挑発にムカついてくるいち彦。いまひとつやり方も理解しきれないまま1度目のバトルを終え、腑に落ちない気持ちを抱いたまま彼が向かった先は…。そして、その場所で彼が得たものは一体?

今日聴いた噺
19/09/12 林家彦いち30周年外伝野良犬伝説ライブ
OPコント(彦いち、白酒、一之輔、清水宏、市弥)
一之輔 ムアンチャイあくび指南
白酒 宗論
彦いち 野暮捨てラップ
清水宏
彦いち 青畳の女

プチメモ
4月のさくらホール、8月の博品館に続いての、彦いちさん30周年記念公演。主催であるざぶとん亭の馬場さんが、「あんなことを一之輔にやらせるなんて」的なことを書いていたため、何するんだろう?とワクワクしてたらしょっぱなから女装全開で、すごいコントw 彦いちさんの柔道着姿も見れてテンションあがった〜。
ほとんどない着替え(&メイク落とし)時間を経て、一之輔さん。マクラでムアンチャイのことをふった思ったら、なんと得意の「あくび指南」をタイ人バージョンに変えてきてw ステキすぎでしょう。こういうふざけた一之輔さん大好きなんだよなぁ。
ちょっと体調が悪そうな白酒さんのマクラでの昔話も宗派が破綻してきた「宗論」も大笑いで。さすが前座時代から相当一緒の時間を過ごした後輩だよね。
仲入り前の彦いちさんの一本は「野暮捨て」でこれは結構意外だったなぁ。本人も「封印したネタ」と言ってたけど、去年2度聴いてもう聴ける気がしてなかったから。
休憩後が清水さんっていうのはねぇ。いやはやすごいよ。やっぱり客席を煽りまくって、異様な雰囲気に持っていってた。このとき舞台上手に見たことのある、帽子かぶった小さな人が通って「あ!昇太さん!」って反射的に思って。
トリネタは彦いち落語でイチニを争う好きな噺「青畳の女」。SWAで作られた思い入れある噺っていうのを知っているだけに、SWA着物で狭めの高座でこれをやってくれたことが本当に嬉しくて。トモエちゃんが可愛くてねぇ。。。
この噺を音源で初めて聴いたときの風景も覚えているし、ずっとずっと生で聞けなかったこともあって、これがかかるとやっぱりぐっとくるし特別感あったのでした。(ホントは今日この噺を書きたかったのだけどw 「野暮捨て」も大事!)

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