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rakugo1000 (84) : 春風亭昇太「お見立て」

概要
遊女三千人御免の場、と言われた吉原。そこの花魁、喜瀬川は杢兵衛大臣という田舎者のお客に気に入られ、末は夫婦になる約束をとりつけられてしまっている。
ある日、久々に杢兵衛大臣がやってきた。花魁に知らせる取次の喜助。すると嫌がる花魁は「病気だっていって断ってきて」という。それは難しいと喜助に言われると、「いっそ、私死んじゃったって言って」と無理を依頼。あまりの花魁の言い分に仕方なく喜助は杢兵衛大臣のもとに。「花魁は、お大臣があまりにいらっしゃらないので、恋しさに狂い死にしてしまった」と伝えると、当たり前だが愕然とする大臣。すると、傷ついた大臣は墓参りに行くというのだが…。

病気だ、と、一度大臣に言いに行かせる噺家さんが多いなか、昇太さんは、しょっぱなから「死んじゃった」で攻めるパターンでした。

今日聴いた噺
19/10/04 春風亭昇太独演会オレスタイル
春風亭昇太 リストラの宴
春風亭昇太 お見立て
春風亭昇太 井戸の茶碗

プチメモ
前の仕事の関係とかで、開演に間に合うことができず。みなさんに申し訳ないことを…。到着後、最後尾で見させてもらう。あたまのマクラが聴けなかったのは痛恨の極みだなぁ…。
幸い、途中から入った1席目は最近寄席でやっている「リストラの宴」。ついこないだ聴いたばかりだったので、なんとなく気分的にホッとしたりw
生着替えのあとが「お見立て」で、これは非常にビックリ。この噺を昇太さんが持ってらっしゃるのは知ってたけど、初聴。これは人によって、喜瀬川花魁が前に見えてくる人と、喜助が前に出て来る人と、杢兵衛大臣が前に出て来る人といるんだけど、昇太さんは断然喜助だねぇ。花魁は、さらっとしてて色気薄めなので、印象がうすい。そして、サゲの墓場で歌丸師匠の生前は「これは桂歌丸の墓でないか!」ってしたりしてたらしいのだけど、今回は「立川志の輔の墓」となってましたw 生きてる人をやり玉にあげるのねwww まぁ、もはや歌丸師匠じゃ笑いにならない。
そして仲入り後の「井戸の茶碗」。相変わらずこれを途中まで「三方一両損」と思ってしまうのはなんなんだろう?w 三者で分け合うっていうのと、お金が行ったりきたりになるっていうのからかしら…。

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