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気づかないくらい近くに犯人はいる

少し前の話なんですけど、

お盆休みが終わって仕事に復帰したときの話です。


わたしの長年の宿敵は眼精疲労でした。

目が疲れているだけなのに、その影響は目だけに及ばず。首はガチガチにこり、もちろん肩こりも激しく、気がつけばいつも首と肩をもんでいます。

一人で作業している間もさすったりもんだり、会議中も首や肩をグルグル回してみたり。落ち着かないんです。

頭の後ろ、ちょうど目の真裏あたりに、目に効くツボがあります。そこをギュッと押すと、

「いだだだっ!」

「いだいっいだいっ!」

痛すぎて「いだい」になっちゃう、本気の痛いがでてきます。

長年の敵、そう、眼精疲労。

痛いだけじゃない。

目が開かないのです。

パッチリ開いている感覚がなく、眠〜いという顔を常にしています。

そんな眼精疲労。


眼精疲労のために、スマホを見る時間を減らそうとしたこともありました。

家に帰ったら、見えないところにスマホをしまいこむ。たとえばクローゼットの中とかね。タオルとタオルの間にポイッとすれば見えなくなります。

ピロリンッ。

それでも、通知音がすれば手を取ってしまう。

なんて中毒性。

眼精疲労のためにスマホ中毒とも戦う必要がありました。

なんて苦しい戦い。


さて、お盆中のわたしはというと、

「スマホ中毒?そんなの知ったことか!」

というくらい、気にせずスマホを使いました。休みの日くらい好きなことを思う存分楽しみたい。

1日4時間くらいは見ていたらしいです。

漫画を読んで、ゲームをして、YouTubeをみて。

時間はあっという間に過ぎるのです。
熱々トーストにおいたバターくらい、気がついたら溶けてなくなっているのです。

映画なんて見ちゃったら、平気で4時間を超えますからね。

そうなわけで、スマホ対策なんぞ忘れたお盆休み。

自堕落のかぎりを尽くして楽しんだのです。


楽しかったお盆が終わり、戻ってきたのは仕事という名の日常。

初日から会議の嵐でした。休み明けとか関係なしにカレンダーがほぼ埋まる悲劇。

幸いなことに1日目は大丈夫。なにも起こらず。

問題は2日目の仕事が終わった後でした。

身体というか目に異変が!

石っ!

目が、石になってる!

硝子体がまるでカチコチの石になったように、目の中が重く硬く感じます。

そして気がつけば再び眠たい顔になっている。

眼精疲労!

また辛い日々が戻ってきてしまったのか!

ん?

あれ?

あれれ?

そういえば、休み中は目がパッチリしていたような。

いつの間にか眼精疲労が治っていたような。

そんな気がするぞ。

えっ。

ちょっと整理してみよう。事実を並べてっと。

お盆休み中は、スマホを好きなだけ触っても眼精疲労にならなかった。

仕事が始まったら、スマホを見る時間を減らしても眼精疲労になった。

つまり、

犯人は、

仕事ーーー!!!

スマホじゃないじゃん!!!


考えてみたら当然の話でした。

スマホを触っている時間は4時間くらい。

仕事でパソコンを見ている時間は8時間くらい(!)

どうみても犯人は仕事じゃん。

仕事をすることが当たり前すぎて、パソコンを8時間みていることに気がついていませんでした。

こわっ。

そういえば、今の設計の仕事になってからは、パソコンをずっと見て過ごしている。

パソコンで設計をし、パソコンでスケジュール確認をし、パソコンで飛んできたメールとチャットを処理する。そして、ひっきりなしに入る会議たちをパソコンで鑑賞する。

パソコンを見ない時間はまったくありません。

君だったんだね。

ずっと側にいたんだね。


しかし、犯人がわかったところで、どうしようもありません(泣)。

散歩の時間を増やしたり、眼精疲労のマッサージをするくらいしか案がありません。パソコンを使う姿勢をよくするとかかな。

結局、眼精疲労との戦いは続くようです。


そうそう。お盆休みが開けて、先輩方にこの話をしたら、

「わかる!」「わかる!!」「俺も調子よくなった!」

と盛り上がりました。

みんな頑張っているのね(泣)。


なんだか切ない締めになりました。
健康に過ごしましょうね。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
また次の話でお会いしましょう!


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