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ノリと勢いでバーバリー直営店に立ち寄ったらイメチェンした優等生に再会した気持ちになった。




11月某日。
やる気が喪失した状態で資格試験を受験しに行き、無事撃沈して帰路についた。(そして多分落ちた。)(再受験頑張ります。)


そんな時、人間は突飛もない行動に出る。
「そうだ、表参道に寄ろう」
道中急に思い立ち、下車をして駅を出て急に冷静になる。


「今日の服装、全然表参道じゃない…!」


しかし降りたものは仕方がないのでそのまま散策をした。
ビビりながら様々なお店に立ち寄り、服やカバンを見て心を落ち着かせていた(現実逃避)。
そして普段寄らないのに目についてしまったとあるブランドに足を踏み入れたのだった。



「あれ、こんなところにバーバリーあったっけ?」


そもそも私とバーバリーの付き合いはほぼ皆無に等しい。
大昔、母は自分へのご褒美にバーバリーのトレンチコートを買ったことがあるというが、私はバーバリーチェックへの憧れがあっても購入までは至っていなかった。

だって高いんだもん!

しかし憧れは止められないので似たようなチェックのマフラーを見つけて着用するなりしていたが、まあ見るだけタダだし…ということで突入。


元々は欲しいバッグがあった。名前はローラ。



というのもワタクシ「ブルーピリオド」が好きでして、ブルーピリオド×バーバリーコラボ時にローラを知り、そこから気になっていた。



しかしSNSを見るや、持っているのはナウいヤングなギャルたち。
30代持っていて大丈夫か…?と不安になったが試着するだけ…ということで、店員にローラの試着を依頼した。


普段チェーンバッグなど持っていないのでどんなもんかと不安になったが、試着したときに感じた「超かわいい…」、これは大事にしたい感情。

しかししっくりこない。色なのか、形なのか。
少し時間がたって思うのは革の光沢感とロゴの目立ち方。

とりあえず検討しようと思い、品番を控えて店を去ろうとしたとき店員さんより一言。
「ご紹介したいものがあるのでもしお時間あれば…」
とりあえず聞いてみよう(単純)。



そして紹介された鞄が私の中で今日まで離れていないのだ。
まだ出会って2週間だけど(ほんとそれ)。




その名も「ナイト」。




「馬上の騎士」をイメージして作られたナイト。
いやもうまんまじゃん。好。

見た瞬間に思った感想は「知ってるバーバリーじゃない!!!」。
今までの私のバーバリーのイメージは「おさげ髪のまじめな優等生」、目の前にあるナイトは「久しぶりに会った大学デビューが成功したタイプの優等生」。
めっちゃおしゃれじゃーん!!!


そんなことを思いながら試着したときに「え、これはもうわたしじゃない???」などと感じた。
優等生でもないし大学デビューもしなかったけど、すごく適当な服装で入店した私を優しく包み込んで違和感を消してくれる最高な鞄。
この子お迎えしたい。うちに来てくれないか!!!



なんて思うのだが、今は試験後、むしろ撃沈後。
一回冷静になろうと思い、そのほかのおすすめ品も見せてもらいつつ、ナイトとローラの品番を控えてもらった。
そのあと帰りの電車の中でナイトが忘れられず、ネットで調べたのだ。





お値段が優等生じゃない…!!!

検討すると言って退店しているので、いつかは欲しい方向で考えているが金額が現実的でない。
この場合人間が取る方法は2つ。

①金策に走る
②おとなしく貯金する。

①ができるほどの富豪ではないので迷わず②を選択した。
憧れは止められない。止められないなら憧れに近づけるように努力をすればいい。
そのためには働けばいい…!!!(限界社畜の発想)



ほぼ一目ぼれと同じような出会い方をしたわけだが、私がナイト欲しい!となった理由はほかにもある。


まずは外観。少し変わった形をしているが、ベルト位置を変更できるので形を変えて持つことができる。
加えてグレイニーカーフレザーのため傷も気にせずに使える。
そして流行り廃りの無い見た目。完璧。
ベルトの長さが変更できるところもかなりポイントが高い。斜め掛けにも肩掛けもできるなんて最高すぎる。


次に鞄の容量。
基本的には荷物が多い人間のため、鞄の容量を小さくして荷物量をコントロールしている。
サイズはスモールとミディアムがあるものの、スモールでも必要最低限のものは入りそう。ちょうどいい。
何よりほぼ日手帳(Dayfree A6)が入ることが大きかった。

最後にコンセプト。これはもうブランドストーリーを見てもらえれば一目瞭然。




何かに似ている選定理由かと思いませんか?
そうです、以前演歌を歌ったMM6 ジャパニーズバッグである。

ジャパニーズバッグくんすごくいいのですが、唯一の欠点が肩掛けができない。
ナイトくんは肩掛けができる。そして何より移り変わりの激しい私のワードローブの中でも浮かない。よき!

1年後の誕生日をまず目標に貯金しようと思う。無理だったら延長する。

ちなみに店頭ではラッキー君みたいなものがついていたが別売りらしい。
さすがにラッキー君はお迎えする気はないので心の中にとどめておく。




ナイトを迎えたいと決意するにあたり、自分のコンセプトの見直しと妄想クローゼットの中身を精査しようと思う。
口だけにならないように、実施報告はしようと思います。

いただいたサポートは面白いものに使っていけたらと思います。(訳:まだ何も決まってない)