落合陽一さんは、なぜ「積み木をやりたいと子供が言ったら超有名建築家をぶつけたい」と言ったのか
たまたま、うちの会社がAI採用という文脈でNewsPicksに載ったので有料課金した。ほんでWEEKLY OCHIAIが見れるようになったので「幼児教育をアップデートせよ」という動画を見ていました。
その中で落合陽一さんが「(海外の幼児教育では、お金持ちの男の子とか女の子が何したい?って聞かれて)積み木したいって言ったら、来てる人が超有名な建築家とかが来てる、っていう幼児教育がやりたくて」という話が面白かった。
先日書いた研究で明らかになった、「才能」とは何か。で書いてた内容と近いな、と思ったので、多分こういう意図だろうとまとめました。違ったらごめんなさい。
全然関係ないけど、落合さんがUOプレイヤーだと知って急に親近感が沸いた。
60秒でわかる最高の教師をぶつける理由
先日の記事で書いた「心的イメージ」「教師の質(対象分野の知識と技能・教える技能)」「内発的動機づけ」が網羅的にカバーされている。
能力値の上限は「心的イメージ(ゴール・理想像)」で決まる。つまり、その分野のトッププレイヤーは、現時点での最高の心的イメージとなるため、子供の能力値上限をMAXに設定出来る。(上限値の最大化)あと、これが最高のものだとわかっていれば、そうじゃないものの区別がつく。
歴史ある分野においては『練習の質と量』が分野の序列と比例する(限界的な練習をせずにトッププレイヤーにはなれない)ため、その分野のトッププレイヤーは知識と技能を網羅的かつ最高レベルで有している。(最高の知識と技能を有する人材のアサイン)
「マスター・ヨーダみたいな人がいい」と言っていたのは、超一流プレイヤーが超一流の教師であるとは限らないという理由から、深い知見とスキルを持ちながら「コーチング:導く」スキルを兼ね備えていて、子供が夢中になれること(内発的動機づけ)を最大化させ、自らが気づくように導いてくれる人が理想である。(最高の教師)
落合さんが凄いのは「子供の内発的動機づけを最大化させる」ことに振り切っているところ。投資を掛け捨てで見ていて、人生という期間を通じて何かしらの分野で能力を最速かつ最大まで引き上げるために内発的動機づけを極限まで引き出す。本人がやりたくないのだったら、そこまでのサンクコストは度外視して、別に良いというスタンス。(というか、内発的動機づけの行きつく先にしか歴史を変えうる人物に成り得ないというスタンスかな)
めっちゃ良いですね。
まとめ
子供の能力上限値をMAXにするために、最高のプレイヤーをぶつける
最高のプレイヤーはその分野における最高の知識と技能を有している
かつ、子供の能力を伸ばす技能を有する最高の教師をぶつけたい
その結果、本人がやる気がなかったとしても気にしない
まぁ、放送の最後でも落合さんが「大人がまず守破離を」という言葉を言っていたけど、身近な目標である親が良い努力してて結果出してて格好良くて楽しそうで居たら、子供も努力しようという気になるし、そんな姿を見せながら良い教師をぶつけて上げれば、習慣的にポジティブな努力をするようになるだろうから、少なくとも一流にはなる気がするな。
本人が楽しいとかやりたいと思えることに対して、習慣としてやれる仕組み(塾や教室などを定例で時間を確実に抑える)ことが重要ですね まる
Photo by alex-shutin on Unsplash
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