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「僕はモモノスケです」 携帯電話の受話口から聞こえた言葉に、私は眉をひそめました。
ある国の王様が語り手のお話です。 彼の息子――つまりは、王子さまの誕生を祝したパレードの…
あれはパレードの3日ほど前のことだった。 パレードの目的は、我が息子――つまりは、この国…