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撮影って本当に難しいよ

先日ウォーキングをしている時の話だけど
道路に黒い点々がたくさんできている
何かの実のようだ
見回すと桜の樹が並んでいたんだ

昨年も見たような気がしたけど
毎年同じことを思っているような気がしてさ
桜の実がサクランボだと思っていたんだけど
桜と桜桃はそれぞれ違う実がなるんだよね

これはミニチュア生け花にしなくちゃって
急いで持って帰ってきたのはいいんだけど
2個あった実がポロッと落ちて1個になり
花器に入れて葉柄を曲げているうちに
もう1個もポロッと



ダメ元で接着剤で着けて大急ぎで撮影したんだ
こうなると写っていればいいやってなる
困ったもんだよ




本日開催の東京ドールハウスミニチュアショウの
ために作ってきた古伊万里風の絵皿
この使用前と使用後の変化を見てほしい
金彩使用前の皿はこれ以上描けないところまで
突き詰めた方が良いだろうと描きこんでみた

そこまで描き切ると金彩を入れない方が
いいんじゃないかと思われる皿もできてくる
それ以外の皿がまとまると金彩の作業だ

金彩の絵の具って焼く前は茶色なんだ
なので焼いてみないと雰囲気がわからない
そうなるとどこに入れたら締まるかなどは
想像するしかないんだよね

間違えて入れた時には完全に拭き取らなければ
焼いてからガックリすることもあるんだ
もし白い部分にうっすらとでも残したら
焼き上がると紫色になって出てくるんだよ

描いたすぐならゴムピックで拭い取ることで
ほとんどきれいに拭い取ることができるけど
乾き始めたら溶剤か洗浄剤を使うことになる
それくらい繊細な作業なんだよね

もう一つ金彩の難しいところは撮影だよ
金彩だと分かるには反射を利用するんだけど
皿が平面に近い場合は全体が反射があるけど
少し深めの角度があると一部しか反射しない

陶芸雑誌「陶遊」の取材があった時に
送った絵皿が見事にその反射が撮影されてたんだ
その秘訣を聞いたところ屋外で撮影したという



今回も期待を込めて屋外で撮影したんだけど
まとめて撮影するときれいに写らない
というように金彩の撮影も難しいんだよね

本日からのドールハウス・ミニチュアショウでは
もっと良さげな作品もあるので見てくださいな

  💙💛  🇺🇦 🇵🇸  🖤💚


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