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スタートライン

現在、日本には私の知る限り、大きな焚や
ドールハウスの協会が2つあります。
日本ミニチュア作家協会(通称ギルド)と
日本ドールハウス協会(JDA)です。
これまで私はギルドだけの会員でしたが、
JDAも個人的運営に見える組織からスッキリしたものに
変わったことから加入することにしました。

それに連れ、新たなショーも2月に発足します。
開催場所も改築された産業貿易センター浜松町館です。
以前ショーがこの場所で開催されていたので
どのような環境に変わったのか興味はつきません。
開催場所と新団体、私もスタートラインに立ちました。

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京王新宿店のドールハウス展が終わったのですが
ガレ風ランプがなぜか売れ過ぎてしまいました。
その穴埋めしなければ格好がつきません。


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とりあえず手持ちの部品で何点か作ることにしました。
仕事を始めようとすると上絵の具がカチコチです。
上絵の具を使う時には3種類の使い方があります。

1つ目は昔からの方法の伝統的な水溶き法です。
2つ目は洋風絵付けの油性の溶き油を使う方法です。
3つ目は中性の水溶性メディウムを使う方法です。


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どれも一長一短があり私は最後の方法を使っています。
ドールハウス展で1週間家を空けると固まっていたので
全て削り落とし、水で洗い流しました。
そして新たに上絵の具を並べたのですが、
他の色と混ぜてはいけない危険な色が1色あります。
それが左上の伝統的な赤なのです。


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混ざると黒く変色するだけではなく、他の色を重ねても
同じように変色するのですからタチが悪い!
というのも左下のような似たような赤があって、
微妙に違うだけなので焼くと判別できなくなるのです。

危険だったら入れなければいいのですが、
深みのあるとても良い色なので、そうもいきません。
ということで混ざりにくくするために枠に入れました。
混ざっても影響が少なくなるように色を並べてから
乾きにくくするために上からビニールをかけました。

これでようやくランプの絵付けの準備ができました。

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