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良いものなのに‥‥

良いものなのになぜか売れないという悩みは
多くのクリエイターが一度は経験するようです。

我が家では調子の悪い電子レンジの買い替えを
二人だけの満場一致(笑)で決定しました。
ネットで調べてみると、機能と価格が違うものが
わんさか出てくるのでなかなか決まりません。
良い物が多過ぎると売る方も大変だと思います。

でもミニの朱泥の急須はかなりクオリティも高く
世界中を見ても多分私しか作っていないはずで、
希少価値もあるというのになぜか売れません。
良いものでも売れないモデルケースです。(笑)

動画「朱泥土で急須を挽く」のモデルだった
急須が焼き上がり、窯出しすると
  ア〜無残な姿に‥‥
もしかしたらなんとか焼きあがるかと甘い考えで
普通の物と一緒に1230度で焼いたせいです。

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鉄分が多い朱泥土は信楽土などの普通の粘土より
100度ほど低い温度で焼かなければなりません。
一緒に焼くと。このように溶けてしまいます。
さらにホタテ貝も入れて炭化焼成していたので
このように真っ黒になってしまいました。

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ということで、朱泥の作品を焼くときには
朱泥土の作品だけを焼かなければなりません。
棚板1枚の上には100個は置くことができるので
数を作らなければ電気の無駄になります。(笑)
それで朱泥の作品は5年に1度しか焼きません。

この土で作るとクオリティが高くなるので
毎日でも作りたいのですが、たくさん作っても
人気がないというのが欠点なのです。(笑)
悲しいことですが、物自体はとても良いのに
人気が無くて売れないというよくある話です。


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