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何が起きるかわからない
以前マット金の上にブライト金を乗せると
消えてしまったという記事を書いたんだけど
よくよく考えてみると
マット金は金の粒を加えることで光を拡散させ
マットにしているので表面は凸凹なんだと思う
![](https://assets.st-note.com/img/1706867929034-fJ7IGR6q5y.jpg?width=800)
その上にブライト金を乗せても凸凹だよね
だったら乱反射して光らないと思ったんだ
それでも懲りずに630度で焼成したらとか
もっと高温だったらといくつか試したんだけど
どれも失敗だったんだよね
何が起こるかわからないと思ってやったけど
今回は理どおりだった
これに気づいただけでも良かったかな
![](https://assets.st-note.com/img/1706867757433-Ha3jSep11d.jpg)
いつものミニチュアの制作ではなく
実用品の大きめの花器を大量に作ったので
窯がすぐ一杯になってしまった
今回の焼成で一番期待していたのが貫入だよ
貫入っていうのは簡単に言えばヒビなんだけど
粘土と釉薬の収縮率の違いで出るらしい
でも意図的に出すのは色々条件があって難しい
元々貫入の出やすい貫入釉を使っても
出る時と出ない時があるんだよね
特にミニチュアは釉薬が薄くしか着かないので
貫入の出が悪いのではないかと思っている
今回は貫入が出やすいという解説のあった
万古土を手にいれたことから
どの釉薬で貫入が出るか楽しみだったんだ
![](https://assets.st-note.com/img/1706868018724-opRjI4w5Pk.jpg?width=800)
焼き上がったらまだ熱いうちに墨汁を塗る
というのが貫入を浮き上がらせる方法だ
冷めてから筆ペンを使うのが自分流なんだけど
筆ペン液の粒子が細かいせいかこれでも十分だ
ところが実際に焼いてみると万古土の結果は
残念ながらほぼ効果なかったんだよね
ところが〇〇貫入釉と名前がついた釉薬は
土が変わってもほとんど貫入が出たんだよ
![](https://assets.st-note.com/img/1706868049916-QFI6iPLomi.jpg?width=800)
うれしかったのは、今まで貫入が出なかった
志乃貫入釉に初めて貫入が出たことだよ
それが細かな土より荒い土で出たんだから
土との相性が良かったんだろうね
焼き物は何が起きるかわからないから
本当に面白いよ
💛 🇺🇦 💙
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