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これ!ミテクダサイよ

ミニチュア生け花の会に最初に加入してくれた
会員No.1はるかぜるりいさんの画像を見て
びっくりしました。
撮影方法が想像の範囲を超えていたのです。

これは一体どこなのでしょうか。
水の上に浮いているようなミニチュア生け花!
知らなければ大きさも想像がつきません。
撮影次第でこんなことができる見本として
みなさんにぜひ見てもらいたいと思います。



茶筅を作ったついでに茶杓も作ることにしました。
茶杓は100年前の煤竹の節の部分を使います。
煤竹は百年も経っているので竹に粘りはなく
もろいこともあり取り扱いが難しい材料です。

模型飛行機を作ったことがあればわかりますが
竹ひごは温めると簡単に曲げることができます。
でも子どもの頃はロウソクの火で炙って
よく焦がしたり燃やしたりしていました。



幅1cmほどの竹を幅1mm強に小割りしていくと
使えるのはおよそ5本ほどになってしまいます。
これを薄くして先端を曲げやすくするのですが
これまで何本失敗してきたことでしょう。
蒸気で曲げたり水をつけてから炙っても
わずかに曲げただけで折れてしまいました。

先日朝ドラの「舞いあがれ!」の中で見たのが
ロウソクを入れた空き缶の上で曲げる方法でした。
これなら炎が当たらないので子どもでもできます。
この方法が使えたら茶杓もうまくできるのでは
そう考えて思いついたのがハンダゴテです。



熱くなり過ぎては失敗するかもと思い
ステンドグラス用のコントローラーを使い
温度調整して煤竹に当ててみることにしました。



何回か試す内に安全な調整点がわかってきました。
何本作ってもきれいに曲げることができます。
百年経った竹と諦めてきたのが嘘のようです。



私の目から見るとまるで本物の茶杓のように見え
ユーザーに見せたくなる仕上がりとなりました。

   💛    🇺🇦    💙

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