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旅立ち

いよいよ皿の最後の紹介となりました。
実はこの皿たち全てコレクターさんへと旅立ちます。
これだけではなく今年作った全てをそうするのですが
その中からコレクターさんが選択することになります。

コレクターさんには大量のコレクションがあるので
それと重なると購入されないことになります。
さらに厳しいのはサイズの大きい皿もボツ!

これから紹介するのは私のお気に入りなので
選ばれない方が嬉しかったりします。
むしろこれらはお見せしない方がいいのかも。笑


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まず最初があの金ピカの4羽のサギを描いた皿です。
縁の渋いグリーンも危ない橋を渡った色とも言える
ある意味記念碑的な作品なのですが‥‥‥。
できれば残りますようにと思ってしまいます。


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次は縁の模様が微妙にズレているのでボツにしようか
迷った末にこんなことをしててはいけないと
自戒を込めた作品なので多分残るような気がします。


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3番目は縁模様はどうしようもなくほとんど諦めた
つまらない作品なのですが、でも好きなのです。


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この作品は図柄を引き立てるために思い切って
背景を黒くしたらどうなるのかと描いた実験作品です。
縁の模様も何とか辻褄を合わせて完成させたので
思い入れも深い作品になりましたが‥‥‥
今回一番完成度の高い作品だと思っています。


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最後はどう見ても原画自体、船の描き方が怪しい皿です。
この船は甲板の中心がずれ、まるで空母のようです。
原画は甲板の縞も建物の描き方とはずれていました。
でも憎めない雰囲気なので生かしたかったのです。

絵が生きるように縁飾りは抑え気味に薄いピンクにし
模様も海にあわせて太陽を入れてみました。
その太陽は線を金彩にし、中心にはマット金を使って
地味な中にも気品が出るようにしてみました。

さてどの皿がコレクターさんへ旅立ったのでしょうか。
次回はこの総括編をお送りします。

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