見出し画像

途切れませんように

困ったことが起きそうなのです。
いつも木工関係の仕事を依頼しているさっくんが、
手が痛く作業するのが辛くなってきたらしいのです。

今回の展示会でも皿を購入したお客様が欲しがった
ウォールナット製の皿立てや急須と湯呑みのセットに
欠かすことのできないカシュー塗りのお盆などが
途切れてしまうかもしれないのです。

ここは何とかユーザーのために、少数でもいいので、
制作してもらいたいと頼み込むしかありません。
このままだと私にも影響するかもしれないのです。

画像1


今回のドールハウス展では外国製の釉薬を使ったり、
荒い御影土をミニチュアの制作に使ってみるなど
新しい試みの作品を展示することができました。

これで満足せず、立ち止まらないようにするため
何かヒントにならないかと探してみましたが
今回購入したものなども参考になりそうです。


画像2

一つ目はこの豆本ドールハウスです。
ハードカバーの豆本がドールハウスに変身するのは
思った以上にとても魅力的でした。

焼き物でそのような表現ができないだろうか‥‥
確かに難しいのですが、何か手段があるかも。


画像3

二つ目は掛け軸と屏風の松田芙未子さんのブースで
グレードアップしてもらった掛け軸からのヒントです。

この書は元々、右のなんの変哲もない
切りっぱなしの雑な布に貼ってありました。
でもこの書、書道展で文部大臣賞を受賞するような
いつもは大作しか書かない書家に無理を言って
書いてもらった由緒正しき墨蹟だったのです。

ここまで風格が出てくると、本格的な茶室に近い
ハウスに仕立てないとこの軸は生きないと思います。
重い課題ですが、ここはやるしかないでしょう。
立ち止まっている暇はありません。
蘇ってよ、さっくん!

    🙏      🙏      🙏

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?