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映画『ドリトル先生不思議な旅』

先日に続き、幼少期に観た思い出の映画のお話です。

今回はタイトルはわかっています。

『ドリトル先生不思議な旅』

(エディ・マーフィーの『ドクター・ ドリトル』じゃないよ!)

1967年の作品です。
ストーリーは覚えていませんが
まぁ簡単にいえば荒唐無稽なドリトル先生の冒険譚です。

ただ。。。
登場する動物のキャラクターが強烈で。
幼い日の老婆の目を釘付けにし、
心を鷲掴みにし、
暫くはその動物のことが頭から離れませんでした。

その動物とは
原作では
『ドリトル先生アフリカ行き』に
登場する双頭の珍獣
オシツオサレツです。

今どきの子どもが見ればきっと
 二人の人間が着ぐるみに入ってるだ
 けでしょ
とすぐにわかると思うのですが、
何しろ昭和の子どもは純真でした。
(良くも悪くもね)
世界のどこかにこんな珍しい動物がいるんだ!とすっかり感心してしまったのです。
(他に「大海かたつむり」という
超巨大なカタツムリなども登場します)

双頭の珍獣といっても、グロテスクさはなく、今表現するとすれば「双頭のアルパカ」、みたいな愛らしい印象を持ちました。

何年くらい信じていたのかな?

家に帰って動物図鑑で調べるという知恵もなく、只管信じていたあの頃。

図書館に行くと
今でもときどき児童書のコーナーに行き、ページを繰ってオシツオサレツと対面します。
挿絵で見るオシツオサレツは本当に素朴。
素朴さ故に心惹かれる愛らしさがあります。

pushmi-pullyu

オシツオサレツは
井伏鱒二のしびれる名訳です。


追記
ドリトル先生を演じたレックス・ハリソンはオードリー・ヘプバーン主演の『マイ・フェア・レディ』でヒギンズ教授に扮しています。
先生役がお似合いですね。

#ドリトル先生不思議な旅
#ドリトル先生アフリカ行き
#オシツオサレツ