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国立近代美術館 「重要文化財の秘密」

今、日本の重要文化財の
51/68がここに集結しています。

東京国立近代美術館(竹橋)


東京国立近代美術館70周年記念展
に行ってまいりました。

「重要文化財の秘密」

「問題作」が「傑作」になるまで


こちらをご覧いただくのが手っ取り早いです。
 ↓


今回、わたしが最も感動したのは、
横山大観(1868-1958)の水墨画「生々流転」(1923年 大正12年)です。


作品のキャプションとともに展示されていた解説文をそのままご紹介します。

山奥の一滴の水が、やがて集まり渓流となってさらに大河となり海へ注ぎ、嵐とともに龍となって天へと還るという壮大な水の輪廻が全長40メートルにわたって展開されています。加えて画面全体には、春から冬への季節の変化、朝から夜への時間の変化も組み込まれています。川の流れとともに、画中には鹿や猿、馬などの動物や、生活する人々の姿も描かれ、見る者を飽きさせません。朝もやに霞む山や柔らかく降りそそぐ雨などの大気の表現、片ぼかしによる渓谷の岩肌の表現など、墨の使い方もさまざまに工夫され、大観の水墨技法の集大成となっています。


40メートルの大作なのでYouTubeをご紹介します。

短くまとめた動画もありますが、
時間が許せば是非こちらをご覧いただきたいです。(20分ちょっと)


幸い、わたしが訪問したのは平日の午後、比較的空いていたので、2往復して鑑賞しました。


教科書で見た、こんな作品も。

高橋由一「鮭」


高村光雲「老猿」


近代美術館所蔵の鏑木清方のこの3作品が
個人的に好きですが、撮影不許可でした。



土日、ゴールデンウィークは混雑が予想されます。

やはり平日がおすすめです。


今日は武道館で、明治大学の入学式があったようで、スーツ姿の新入生と親御さんを多数目撃しました。