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しょうがないな、特別だよ

3歳の孫が、週末から3日間我が家に滞在し、今日の午後帰って行った。

ひと月前に会ったときより、だいぶ口が達者になっていた。

「このお調子者が!」

「何度言ったらわかるんだ」

3歳の孫の口を通して
日常生活が垣間見える。

子どもは親の鏡。
親の言葉をそのまま口真似する。

思わず、「はぁー」と、ため息を漏らすと、
「ため息ついてどうしたの?」

3歳児らしからぬ言葉に、ドキッとする。


「しょうがないな、特別だよ」

この世に例外があるってことも
既にわかっている。

やっぱり男の子だな、と思ったのは、変身に合体、パンチやキックを次々に繰り出し、わたしと夫を相手に戦いごっこをするようになったこと。

「〇〇くん(自分の名前)が勝つことはなーい!」

と叫んだときには一同爆笑した。

正しくは、「〇〇くんが負けることはなーい!」

この言い間違いはなかなか傑作だった。