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当たり前の有り難さ

今日は、今年初のゴミ出し日だった。
年末は有難いことに30日までゴミ収集をしてくれた。
たまたまカレンダーの巡り合わせかもしれないけれど、お蔭でこのお正月は、ゴミが溜まって困るという気はしなかった。

ゴミ収集の方にはいつも感謝している。
決して楽しいお仕事ではないと思う。
当たり前の行政サービスかもしれないけれど、もしゴミ収集がストップしたら、衛生面、悪臭…
それだけでなく、精神の衛生にも影響があるだろう。

元日の大地震は思いの外、被害が拡大している。
ニュース映像を見てどんどん気が滅入ってくる。
犠牲者の数は毎日増える。
家屋もビルも倒壊。
道路の無残な亀裂。
これでは車で物資を運べない。
あるコンビニでは社員が荷物を人力で担いで届けるという。

水が使えないとか、燃料がないとか
、食料が足りないとか、被災者の方はカメラの前で声を大にして訴えたいだろう。
でも、自分は生きているだけまだマシ。
こうして避難所にいるだけでもマシと控えめにインタビューに応えている。
もし自分ならあんな立派な態度はとれないだろう。

幼い子どもたちが避難所でおにぎりを食べている映像。
高齢者施設ではエレベーターが使えなくなって職員の方が入居者を負ぶって移動しているという。

想像力がないわたしでも、孫の姿、老母の姿にダブって見える。

ゴミを袋いっぱい出して、ゴミを持ち帰ってくれる有り難さ。
蛇口から水が出てくる有り難さ。

当たり前が当たり前じゃなくなって初めて気づく。