大阪杯展望・有力馬診断

G1がんばるよ。

レース傾向

コース概要・前提

  • 阪神2000

    • 典型的展開は前半緩めのペースで入り、L4Fから11秒台にペースアップ、L2Fで最速ラップを踏んでラストは失速。

    • 最高のポジションは第2グループの内、具体的には2022大阪杯ポタジェと2020大阪杯ラッキーライラック。つまりラチ沿いを走る先行馬が最も恵まれる可能性が高いため基本的には内枠が欲しい。

注目馬メモ

あいうえお順で。

キラーアビリティ

中日新聞杯は馬群を抜けて差し切り。前走は先行した分か伸びが悪かったがこの2走のメンバーを見ればこんなものではという気もする。マテンロウレオと同じくらいの評価。走るたびに着順入れ替わりそう。

ジェラルディーナ

昨年秋に覚醒した現役最強クラスの牝馬。
近3走は文句のつけようのない馬柱だが、オールカマー:恵まれTB、エリ女:恵まれTB、展開、有馬:恵まれ展開、といろいろ向いたのも確か。
今回は若干短い距離と前有利コースに対して地力でどこまでやれるかと見る。
好材料があるとすればジャックドールの存在。速めのペースに持ち込んでもらってタフなレースになってくれれば浮上の余地があるか?

ジャックドール

最大パフォーマンスと思わしき金鯱賞ないし札幌記念を見るに普通の中距離馬よりちょっと速い巡航速度を武器に後ろの脚を削りながら逃げるタイムトライアル的レースが勝ちパターン。今回単騎逃げが叶いそうなメンバーかつペース管理の鬼武豊で上2走の再現ができるか。
逆にスロー逃げにしてしまうと持ち味が活かせずヒシイグアス・ヴェルトライゼンデあたりの末脚にやられるのでは?と思う。あと枠並びと出足によっては秋天のようにスタートで蓋をされると辛い展開になりそう。

スターズオンアース

一生実質3冠牝馬と言ってもらえる美味しいポジションの牝馬。ベストパフォーマンスはオークスでスタニングローズもナミュールも真正面からなぎ倒した。古馬牝馬を軽く蹴散らしたアートハウスさんを基準にするとこの世代どころか現役最強牝馬の可能性も高い。
とはいえ牝馬の中で抜けて1枚程度の力であれば混合戦に白旗上げてしまったスタニングローズやベスト舞台にもかかわらずG3マイルを勝ちきれなかったナミュールを考えると混合戦でどこまでやれるかは少々疑問。いやいや2枚3枚抜けてるよ、というならあの出遅れでも勝てたんじゃないの?とは少し思ったり。
今回は適正と実力がどちらも問われることになる試金石の一戦。勝ち切る可能性もあるが馬券外でもおかしくはなく正直やってみないとわからん。馬群を割ってこれるので進路取りの上手いルメールはプラス要素ではある。人気がないならまだしも一番人気になりそうで、きたらしょうがない枠かな、というところ。

ダノンザキッド

前走は振るわなかったが昨年秋は毎日王冠3着・マイルCS2着・香港C2着と立派な成績。なのにいまいち人気してないけど割といつものことなので多分こういうキャラの馬。栗東の馬で気性もちょっとあれっぽいのに輸送ばっかりとか皐月賞後はマイルに完全シフトとか個人的には使われ方が腑に落ちない。
阪神内回り的な器用さはあんまり感じないけどマイルでも前につけられる馬だし毎日王冠での持続ラップ経験は結構合うんじゃないかと思っている。あと輸送なしは結構プラスだと思う。頭で来るイメージはあんまりないけど能力は間違いなくあるし人気もしないし買っておきたい。

ノースブリッジ

エプソムCとAJCC勝って毎日王冠と秋天はしっかり人気通りの着順。前目につけられるのはプラスなので後は時計のかかる馬場になってくれればというところ。たぶん足りないとは思うけど人気ないなら3列目にいれても。ナシよりのアリよりのナシ。

ヒシイグアス

前走は先行争いに加わらず前でごった返したグループの後ろから内を追走。直線は上手く外に持ち出して上がり最速の差し切り。完勝。4F〜7Fまでずっと11秒台が並び、L2F最速ラスト失速のラップを経験したのは予行練習としてはバッチリに見える。
今回1Fの延長ということで前走経験したペースを踏まえると前走よりは若干前の位置を取れるのではないだろうか。ベストポジションが取れそう、かつ宝塚2着からも能力は確かとこいつが本命でいいんじゃないかな、というところ。

ポタジェ

去年の勝ち馬。その後泣かず飛ばずだがG1ばっかり使われてたので仕方ない気もする(毎日王冠もほぼG1みたいなメンバーだし)
前走は直線伸びそうな雰囲気あったがダメだった。もうキツイかなという気もするが59キロの言い訳はつくし全く人気なさそうだし適性は証明済みなのでもう一度くらい期待してもいいかも。この馬を買うならここが最後。

マテンロウレオ

先行して内目をぴったり回ってくることで好走中。前走は枠の分プラダリアに先着できたが前々走は5着まで。プラダリア・アラタ・フェーングロッテンあたりの安定物差し馬を基準にするとヴェルトライゼンデ・ラーグルフより上位評価はしたくない。

マリアエレーナ

小倉記念でジェラルディーナを5馬身ちぎったことを末代まで自慢しそうな牝馬。タフな馬場ダメ、瞬発力勝負もダメ、坂も怪しいと好走条件に注文がつきまくるのが玉に瑕。
小倉記念の好走はシフルマンが前で引っ張ってくれて後半5Fをずっと11秒台で走れたことが大きい。ということでパンパンの良馬場でジャックドールが代わりをしてくれれば再現の目が出てくるかもしれない。でも坂で止まるかもしれない。さらにこの場合前にはベスト展開のジャックドールがいる。勝ちきりまでは厳しいか。

ラーグルフ

ホープフル3着から春クラシックに跳ね返されて自己条件から地道にやってきたのはえらい。前走は大外回して2着は強く見えるが内でマイラー2頭が共倒れ結果の漁夫の利という側面もあるので額面通りには受け取りにくい。少なくとも勝ち馬ヒシイグアスからははっきり壁があると思う。
下手に内枠からタイトに回るよりは外ぶん回してでも加速を止めない方が良さげに見えるので外目の枠と鞍上(重賞で名前を出してはいけない人扱いされてるけど外回すだけなら誰でも一緒と思いたい)で嫌われてオッズつくなら3列目で買っておきたいという立ち位置。

ヴェルトライゼンデ

JCはスローペースを先行して4F戦からの3着。ポジション取り、直線ともに内枠を存分に生かした。前走もスローからの瞬発力戦。メンバーレベルに疑問符がつくとはいえトップハンデを背負っての完勝。強い。
今回は1Fの短縮になるので近2走のようなポジションをとれるかが焦点。鳴尾記念のラップを見ると逃げ馬がスローに落としてくれれば問題はなさそうだがジャックドールが緩みのない逃げを打った場合の対応力は未知数。Tier 1だがヒシイグアスよりは不安、な感覚。
ちなみに過去1年の4走全て内枠を引いてる。運いいね。

Tier 

単純な能力比較、枠は考慮してません。

Tier 1

ヒシイグアス、ジャックドール、ヴェルトライゼンデ

Tier 2

ダノンザキッド、ジェラルディーナ、マリアエレーナ

Tier 3

ラーグルフ、ポタジェ、ノースブリッジ

Tier ?

スターズオンアース

展開

TBA

結論

TBA


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