関東スアールのぴよぴよ期間を終了して

2024/5/6にスアールデビューをして半年が経過した。正確にはまだ2週間あるが参加できるぴよぴよデーがないので、ぴよぴよ期間は実質終了となる。スアールに嵌まって半年で40回通った(10/26の秋葉原SCCと11/4の秋葉原2部通常回も行くが他の回も突発的に行くかもしれないので、最終的には42回以上になる予定)。その感想や印象に残ったクイズやイベント等を書いていこうと思う。

まずは初回の5/6のお試しスアールである。それまでスアールの存在は微かではあるが知っていたものの、行く勇気が湧かなかった。その理由は1つだけ。私の実力でクイズに特化した場所に行っても、何も出来ずに笑われて終わってしまうと思ったからだ。特に若いわけでもなく、今年12月には45歳になる本格的にクイズをやったこともないただのクイズ番組ファンのおっさんが行っても、と考えていたからだ。でもXの自己紹介で書いた通り、東大王クイズ甲子園2021で故郷埼玉県の栄東高校を優勝に導いた笠井虹来さんに会ってみたくて、勇気を出してスアール池袋へ行ってみた。システムがよく分からずに13:00からの予約で12:40に行ったら、当日ホール担当のにこさんから「受付が13:00からです」と冷たく(大嘘)門前払いを食らったのはいい思い出だ。でも「うわ、笠井虹来だ」と目の前ににこさんがいることが現実ではないようにも思えた(にこさん本人にも話した)。

改めて13:00に受付を済ませ、問読み担当のももさんの近くの席に座ったが、正直最初に正解した問題しか覚えていない。「正式名称を東京電波塔/」はしっかり覚えているが、待ち時間が多く問題をほぼ聞いていなかったし、あっという間に終わってしまった。2時間で5問答えられたかな?というレベルで覚えていない。帰る前ににこさんに自分で作った東大王クイズ甲子園2021のDVDにサインを貰い、一緒に写真を撮ったことの方がよく覚えている(DVDは今も書斎の机に飾ってある)。でも憧れの早押しボタンを押して早押しクイズが出来たという充実感は、池袋駅まで歩いている間ずっと私の心をフワフワさせていた。

それから少し間が空いたが、6/16にぴよぴよデーというスアールデビュー半年以内限定のビギナー回があると知り、問読みがにこさんだったので行ってみた。そこはがっつり4時間半クイズを満喫することが出来た。自己紹介で自分のクイズ歴(じゃなくクイズ番組視聴歴)を話したら、周りからえーと言われたのは覚えている。ぴよぴよにしては確かに長すぎるかもしれない。しかし自己紹介クイズでも中盤抜けだったし、少なくともどのフェーズでも1抜けは出来なかったので、参加者のレベルの高さもびっくりしたが面白かった。ここから私のクイズの火が点いて、少しずつではあるがスアールに通うようになった。後に分かったことだが、大学対抗アタック100に出場したシャコンバさんもクイズマスターとして在籍していると知った。シャコンバさんにも会いたくなり、それもスアールに通う目的にもなった(実際に会ったのは少し間が空いて、7/19の後述する初参加の飲酒クイズデー)。

秋葉原も池袋もスアールに行くのに車と電車で1時間半くらいかかるが、移動を全く苦に感じさせない楽しさがスアールにはある。18:00の回に参加すると帰りは必ず午前様になるけど、必ず最後のお会計クイズまでいるようにしている。7月~8月の間には平均週2以上のペースで通うようになった。そこで色々なクイズマスター、ホールスタッフ、参加者の方とも交流して、名前を覚えて貰えるようになったのは素直に嬉しかった。業務形態上スタッフの方や他の参加者の方とも話をする機会も多い。年齢や職業もバラバラなので、スアールはクイズ以外も楽しい場である。私が知り合った方は高校生~還暦越えまで様々である。

今までスアールで浴びた問題の中で、印象に残っている問題が3問ある。2問はタンブルドアクイズで、確か18人ほどいた参加者全員を撃ち抜いたのが下記問題。

「毛利元就の教え/」(サンフレッチェ広島)
「北斗七星があるのはおおぐま座ですが/」(いて座)

早押しボードクイズでボタンを点けたが、半数以上が正解を出してレベルの高さに打ちひしがれたのが下記問題。

「足踏み/」(射法八節)

どちらも周りの反応と共に記憶に残っている問題だ。

スアールはお試しスアールやぴよぴよデーの他にもたくさんのイベントがある。全てに参加は出来ていないが、参加した主なイベントを挙げていく。

まずは飲酒クイズデー。これは単純にクイズのルールに飲酒を組み合わせたものではあるが、これが非人道的(褒め言葉)なルールなので、かなり酔うけど楽しい。私は酔ったら指がいつも以上に暴走するので、恥ずかしい誤答をして参加者に笑われたこともあるけどそれも楽しい。そんなに強制的な飲酒はない(と思っている)し、もし呑めなくてもスタッフにドリンクをプレゼントをすればいいので、呑めない方でも周りの方と一緒に楽しんでいる(実際飲酒が苦手な方も参加している)。スアールに慣れてきたらぜひお勧めだ。

次はカラオケクイズデー。これはカラオケというよりイントロ&ラントロ早押しやTVでやるようなジェスチャーでの曲名あてクイズ等、チーム戦メインの音楽問題全般の大会である。ヒントを元に歌うフェーズもあった。私はイントロが大苦手(90年代有名J-POPのみで辛うじて戦えるレベル)だけど参加してみた。結果イントロ早押しではほぼ地蔵だったけど、イベント自体は楽しかった。次回は11月の3連休に2日間企画がある。私は都合で今回は参加が出来ないが、興味のある方は是非参加してみては如何だろうか。

次はガチクイズデー。これは猛者が時間内に3つのルールでひたすら早押しクイズをやって、月間ポイントを争うものになる。今まで2回参加したが、とにかく歯が立たない。相手は実力も格も上の方ばかりなので、私の実力では頑張ってもギリギリ半分より上に入れるかどうかで精一杯。15分1セットの間で、1回もボタンが点かないこともあった。でも私にはそれが楽しく感じた。クイズが好きな変態が思うことだ。実力に自信のある方にお勧めな回だ。

最後にスアールマンスリーカップ。これは月末の土日に行われている公式戦になる。私はスアールに通ってから3ヶ月くらいで初めて参加して以降、毎月参加している。クラスも最上位のスペシャルカップ(SSC)から初心者向けのチャレンジカップ(SCC)まで4段階に分かれている。大会といっても正解したら拍手は出るし、殺伐とした雰囲気はない(私はSCCしか参加したことがないので上のクラスに行くと分からない)ので、スアールに慣れてきたら参加をしてみてもいいと思う。ルールや参加資格や日程はスアールのホームページにあるので、そちらを参照されたい。

その他にも早押しクイズの他に、当日のクイズマスターによってマスター得意のクイズが出される。経験があるものでいうとにこさんの類稀な英語力クイズ、シャコンバさんのイントロクイズ、しーやさんの8ジャンルクイズ、タケやすさんのマウスピースクイズ、新井来歌夢さんの山手線クイズ(ビジュアル回には行ったことがない)、DJコミュニティさんの昔のTVクイズ番組のオマージュ企画、さくどー!さんのあちらのお客様からクイズ、ニシダアツシさんのダイスクイズ、ナガノヒロキさんの作問コンテスト、なおきさんの差し込みクイズ、らいきさんの相田みつをクイズなどバラエティに富むラインナップなので、好きなクイズマスターを見つけるのも楽しみの1つだと思っている。私の感想だと、早押しボタンをよく使うマスターとボタン以外のもの(ボード等)を使用したバラエティ寄りのマスターに大別される感じがする。私はオーソドックスな早押しクイズが好きなので、基本的に前者のクイズマスターの回に行く機会が多い。

とスアールの宣伝みたいな形になっているが、それくらい今の私はスアールに嵌まっているし、私にとってスアールは夢の国である。スアールのことでこれくらいの文章は書ける。何回もスアールに行っているが、嫌な思いをしたことが1度もない。それくらいスアールにいる人間はスタッフ、参加者を含めて質がいい(私以外は)。最後に1番書きたいことを書く。

私もXをやっているが、スアールに通い始めて半年で相互フォローが50人以上増えた。年齢も職業も性別も違うのに、何度も一緒に遊んで軽口を叩ける仲にまでなった方もいる。大会でライバルになったり、通常回で同じチームで戦ったりしているが、どんな時もとにかく楽しい。前述の通りスアールには幅の広い人間がたくさん集まるが、クイズが好きという顔の向きは一緒なので、あの時勇気を出してよかったと心の底から思う。TVのクイズ番組を35年以上見てきた私には、あれくらいの実力がないと行ってはいけないのだと勝手に思い込んでいた。私が行くきっかけになったにこさんがTVで活躍しているので、同等の実力の人が集まる場所だと思っていた。でもいざ扉を開けてみたら、ボタンを押したことのない初心者にも凄く優しい空間だった。スタッフの方々の経歴は凄いけど、それをいい意味で感じさせないフランクさがある。当日の客層に合わせてルールをその場で決めるフットワークの軽さもある。私には小5の息子がいるが、既にスアールデビューをしている。まだまだ実力は足りないが、大人に混ざってもしっかりボタンを押しているし(ボタンが点くかは別の話)、それなりに正解を出せている。小5でも出来るのだから、クイズに興味を持っている中学生以上の方なら絶対に楽しめる場所だと断言できる。私はこれからもスアールに通うし、新たなスアール仲間を増やしたいとも思っている。私と同じくにこさん目当てにスアールに来た方もたくさん見てきている(TVの影響はまだまだ大きい)。記念写真を撮っているのを端から見てて私もいい気分になった。息子もにこさんと当日ホール担当のまゆさんと3人で記念写真を撮って貰った。どんなきっかけでもいいので、少しでもクイズに興味があればお試しスアールやぴよぴよデーでスアールの扉を叩いてみて欲しい。きっと今までとは違った景色が見られる。

長々と書きました。かなり雑多な文になりましたが、最後までお付き合いいただきまして本当にありがとうございました。スアール勢の皆様、今後とも宜しくお願いいたします。

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