【20-21シーズン】宇都宮ブレックス選手考察

お久しぶりです。今日なんと噂にあったジョシュスコット選手との契約が下野新聞で発表されました。来シーズンの契約がほぼ発表されたので個人的な来シーズン在籍する選手の印象、評価を書いていこうと思います。

20-21シーズン契約選手 印象・評価

今回ポジションは僕の印象でこなしているポジションなので公式とは違うと思います。(温かい目で見てください)

#0田臥 (PG)

△ゲームの流れを作るのが本当にうまい
△スタッツに残らないことも積極的にやってくれる
△パスが特別
▼怪我の影響
▼ゲーム感覚の遅れ

チームの精神的支柱でもあり、1番古くからブレックスに在籍してくれている神。プロだからこそ泥臭いプレーをするという考えからスタッツに残らないことも全力でプレーしてくれます。チームの士気は上がること間違いないです。そして田臥はパスが特別です。次の動作に入りやすい位置に出しています。これは簡単そうでできないことです。(テーブスがこれに近いことしてる)ただ、怪我でプレータイムが減っているのでそこが懸念点です。来シーズンは怪我なしで。

#4 ギブス (PF)

△1〜5番まで守れるスピードとフィジカル
△3Pの確率が高い(昨シーズン38.3%)
△フリースロー確率が良い(昨シーズン86.3%)
▼年齢による怪我のリスク
▼まだ怪我した部位の意識がある

ブレックスのスモールラインナップを可能にしてる核の1人。長いウイングスパンから1〜5番まで守ることができます。リバウンドもよくとってくれます。オフェンス面では3Pの確率がいいため、ダイブとポップ2つの選択肢でスペーシングのバランスを取ってくれています。むしろ昨シーズンはシューターと言ってもいいほど要所で3Pを決めていた印象です。怪我が多いのでそこが心配です。本人も動画で言ったがまだ怪我をした後遺症が残っているかもしれません。

#6 比江島 (SG、SF)

△ドライブ力がある
△シュートレンジの広さ
△要所のディフェンスでの活躍
▼積極性がない時がある
▼なぜかファールを吹いてもらえない

実は昨シーズンスタメンで2番目に身長が高かったです。細かいステップとフェイクでドライブやピックを使うのがうまいです。シュートレンジも広くキャッチ&シュートやプルアップからも決めてくれます。ボールを持たなくてもオフェンスに参加できるようになったのはこの先必ず活きてくると思います。ディフェンスもいいところでスティールしてます。気になるのが点を取らない時はとことんとらないのでもう少し積極的になって欲しいです。そして何故かファールをもらえないですよね。本来オフェンスファールもカウントももっと貰えるはずなのですが。

ここからは全然関係ない話なのですが余談で書いておきます。評価だけ見たい方は飛ばしてください。ブレックスに来てディフェンスをやるようになり、ボールを持つ機会も減りました。これは彼にとっていい変化だったか、私はいい変化だったと思います。現代バスケにおいてディフェンスができないということは大きな欠点です。(例としてNBAのクリッパーズのルーウィリアムスという選手はオフェンスはすごいのですが、ディフェンスができずなんども狙われて穴になってしまいました。)仮に毎試合20点近くとるディフェンスのできない選手と毎試合10点近くとるディフェンスのできる選手なら後者の選手の方が評価は高いと思います。(実際今年の平均得点は10点)そしてボールを持たずシューターとしての仕事ができことは選手生命が伸びます。(実際ビンスカーターがここまで現役でやれたのはシューターとして3Pが打てたのが大きい)今後チームでファーストオプションでプレーできないことが増えるのは確実です。セカンドオプション又はロールプレーヤーとしてのプレーの幅を広げることは日本では重要視されていませんがとても大切なことです。なので僕はいい方向に変わったと思ってます。余談でした。

#7 テーブス (PG)

△ドライブ力がある
△視野が広くアシストがうまい
△チェストパスがはやい
▷どのくらいチームに馴染めてるか未知数
▼スクリーンを使い切れていない

ブレックスで1番若い選手です。シーズン途中から加入したためチームの戦術、システムに若干苦戦してた印象です。それでもオフェンス力は高く、アルバルク東京戦でのブザービートやサンロッカーズ渋谷戦でのダブルクラッチは印象に残るプレーでした。気になるのが来シーズンも3Pの確率(昨シーズン35%)を維持できるか、スクリーンヒット率、チーム戦術の理解この辺がどうなるかです。炎の体育会TVを見た感じ来シーズンも確率は落ちなそうですね。

#9 遠藤  (SG)

△シュートレンジの広さ
特に3Pが高確率で打てる
△オフボールの動きがうまい
△ディフェンス力の高さ
▼ボールを大切にしてしまうことがある
▼昨シーズン怪我が続く

ブレックスのスリーポイント中心の戦術とスモールラインナップの核の1人です。1人で得点+10失点-10できる選手だと思ってます。コーナーからの3Pはほぼ決める印象です。オフボールの動きもバックドアをうまく使いボールを持たなくても仕事をしてくれています。今年はドライブする力も上がっていて、ユーロステップやヘジテーションを使うプレーが多々ありました。どんどんオフェンスの武器が増えています。たまにボールを大切にしすぎるのが気になります。ディフェンスで1〜4番まで守れる(三河戦やアルバルク戦4、5番の選手守れてた印象)ディフェンス力はチームに必要不可欠です。昨シーズンは怪我が続いてたので来シーズンは怪我しないでほしいです。

#10 竹内 (C)

△走力
△リバウンド力
△合わせがうまい
▶︎3P確率が低い
▼怪我をする確率

いつもトランジッションで前を走ってくれる日本人ビッグマンです。走ってくれているのでボールを持っている選手にパスという選択が増えフェイントという選択肢もできるので走ってくれるということはボールをもらわなくてもいいことです。リバウンドも平均6本とっていてスクリーンも積極的にかけてくれるので、このようなダディワークをこなしてくれる選手がいるだけでチームのバランスが良くなります。3Pの成功率が低いですがリバウンドの仕事を考えれば気にならないです。(ストーリーでスリーの練習してたから実は期待してる自分がいる)竹内選手も年齢とビックマンということから怪我が心配です。来シーズンは怪我をしないでほしいです。

#13 渡邉 (PG、SG)

△勝負強い
△シュートレンジの広さ
△なべタイム
▼波が激しい
▼ファールが多い

ブレックスの中でシックスマンの仕事ができる唯一の選手だと思っています。シュート力が非常に高くタフショットでも決めてきます。ロングシュートや決勝点を決めており勝負強さがあります。この選手の3Pはチームに勢いがつく効力があります。なべタイムに入れば止められないです。波が激しいから入らない時は入らないけど打つことに意味があるからどんどん打ってほしいです。ファールが多いのはブレックスのガード陣の厚さもあってのことだと思うからあまり気にしなくても大丈夫だと思います(テクニカル以外)。

#18 鵤 (PG、SG)

△バンクシュートがうまい
△フィジカル
△対人ディフェンスでつけるポジションの多さ
▷もしかしたら来季はPG以外のポジションのぷれーたい
▼安易なパスをたまにする

ブレックスのディフェンスの核の1人です。遠藤と同じくディフェンスでは1〜4番まで守れます。そしてスティールが上手いです。あのフィジカルはPG陣にとって脅威となることまちがいないです。オフェンスではボールキープ力が高く、ボールを持たなくてもコーナー待機できるので来季からさらに重宝されると思います。ミスマッチを使ってポストプレーをもっと増やしてもいいんじゃないかと思います。たまに安易なパスでミスになるのでそこだけ気になります。

#22 ロシター(PF、C)

△出てる選手によって自分の役割を柔軟に変えられるスキルとマインドセット
△ディフェンスでのハードワーク
▷バスケIQの高さからボールを大切にしすぎてしまう

ブレックスの大黒柱。パス、ドリブル、シュートどのスキルも高くチームに必要な仕事をこなしてくれます。自分のスタッツよりチームの勝利を望むマインドセットは本当にすごいことです。昨シーズンはフリースローがいつもより入っていた気がします。そして昨シーズン驚いたのが左手のフィニッシュの多さです。あのロールからの左手フィニッシュは止められないです。まだまだ成長してるのがわかりますね。バスケIQの高さからより確率が高い方を選んでプレーしている因子です。これはプレーの選択肢が多いということですが、確率が全てじゃないバスケでは安全策じゃないプレーが必要な時があるのでそこが懸念点です。来シーズンはもっと暴れてほしい。

#31喜多川 (SG)

△3Pが高確率で入る
△ミドルシュートが高確率で入る
△シュートモーションがはやい
▼ドライブが少ない
▼カウンターアタックが少ない

僕はあまりドリブルをしないでキャッチアンドシュートで得点をする喜多川選手を職人と呼んでいます。ブレックスのシステム上コーナーに待機するシューターが必要なのでコーナースリーを打てることは来季も重宝されると思います。そして噂のピークが入ればなおさらです。キックアウトの回数が増えると思います。キックアウトからのカウンターアタックが少ないため、そこを改善できればさらにプレーの幅も広がって止められない選手になると思います。来シーズンはそこに期待です。

確定 新規契約選手 ジョシュスコット(C)

しばらくプレーできてないので細かいことは書けませんが怪我をする前の印象はチームプレーに徹するラジコンセンターです。(ラジコンセンターとはスクリーンやリバウンドなど人を生かすプレーや、チームのためになるプレーを積極的にプレーする選手のことです。NBAではハワード、ゴベールなどがその類だと思います。)怪我明けなのでプレータイムが制限されることが予想されます。しかしそれを考慮してもブレックスは若干インサイドに不安があったのでいい補強だったと思います。PnRが得意な選手ので比江島、遠藤、渡邉そして噂のピークあたりは得点力がさらに上がりそうですね。

噂 新規契約選手 ピーク

スコットと同じ記事でリークされていたのでほぼ確実だと思われます。(違かったら…)ブレックスでは初?!得点を取れるSFです。3P、ドライブはもちろんキックアウトもできます。ブレックスはPnRを攻撃の起点にしているのでピークはやりやすいかもしれませんね。過去の試合を見ているとシュートセレクト、ディフェンスもよくチームの戦術に合うと思います。早くプレーが見たいです。一つ思うのがよく契約できたなってことです。ブレックスのフロントは優秀だと思います。ロシターの帰化もあって選手層の薄いSFも補強するなんて、もっと評価されるべきです。


来シーズンの雑感

日本人選手は全員継続した選手なのでチーム力は高いと思います。新規で入る選手もチームプレーを大切にしてくれる選手だと思うので心配していません。メンバーがあまり変わらないから伸び代がないと考えてしまうブレックスファンの方もいると思います。私は充分伸び代はあると思います。理由は新規契約選手で出来ることが増えたからです。まずピーク選手は他のチームからしたら脅威です。マークするには同じぐらいの身長とスピードが求められると思います。この2つを満たすのは今のBリーグでは厳しいです。ピーク選手にマークの意識がいくと他の選手がのびのびプレーできるので去年とはまた変わってくると思います。そしてスコット選手はPnRとインサイドの強化です。ブレックスはナチュラルなCがいなかったのでこの補強はかなり効くと思います。リバンド、インサイドのディフェンス力が上がると隙がなくなったさらにいいチームになると思います。いや、なります。(断言)
個人的には来シーズンも3P中心のバスケをしてほしいです。2mを超える選手を同時に何人起用するか気になるところです。来シーズンのオフェンスのシステム、セットプレーをどのように組むか、どのように組んだか観るのもバスケわや楽しんでみる理由になると思うので是非注目してみてください。



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