不平・不満を、言う。
不平・不満を言ってはいけない。
そう躾けられた。
不平不満を言うことのデメリットの部分だけ切り取って。ものの見方を教えているつもりだったのだろうが、性格によっては、それが全てと捉えたりする。
最近、不平不満を言うことは、自らの好みに気づくことでもあるとわかってきた。
私はこれは嫌い
私はこうはしない
私は好まない
私はやりたくない
私が不平不満と捉えている言い方は、この様な言葉になるが、これらは全てiメッセージ。自分が主語として発せられた言葉だ。
すべて●●ない、の表現になっている。ネガティブな言い方が不平や不満に(母親には)聴こえたのだろうか。
私は幼少から、自らの願いより、まず人の満足を優先することで、褒められ認められるという、かなり濃度の高い麻薬ともいえるサイクルを自分に取り入れてしまった。
その繰り返しが、自分の本当の目的や、本音、自らの好みに気付きづらくなり、何を選んで良いかも分からなくなる、所謂、自分を見失っている状態を作り出すことは想像に難くない。
このサイクルは、大人になった今も、かなり自分の中で働いていて、正直キツイ。
上記のネガティブな自らのメッセージ。
それらを口にする勇気がなかった、というのも、私の逃げの一種だったのかもしれない。
これからは、不平不満をまず言ってみるところから始める。
わたし、を知るために。
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