折形
初めての折型の教室で感じたこと。
『青山緑水』
「是我家」 と続くとの事。
床の間のこの掛軸の意味を教えていただき、人間は自然の一部である事を再確認した。
新緑の季節、青々とした山、緑を写す水
この雄大な自然が家である
全ては自然の恩恵を受け生かされている。
自然に「在る」ことで与えられ、導かれる。
逆らえばなにかが奪われる。
心かもしれない。命かもしれない。
もしくは執着が生まれてしまうのかもしれない。
言葉の持つ力。
たった四文字で陰陽を感じさせる。
そして自己紹介で自分の知識のなさ、人間の小ささを実感。
「知識としての記憶」の集積力の低さを改めて実感。
9割が感覚での記憶。
先生の深い知識と明確な言葉で伝えられることは、まっすぐに届く。
それを心だけではなく知識として自分の中に吸収し、人に伝えられる様になりたいと切に思うが、それが今の私には難しい。
しかしそれも私。
その事に抗わず、私は私として感じる事を大切にすればいい。
私なりに向き合えばいい。
正しい知識と礼法をちゃんと知りたい。
自然のまま、あるべき姿、抗わないで生まれる力
本質
折形、
そこにあるその紙と向き合う
折る
自然の流れで折る
そこにある線に素直に従って巻き込む
包む
心と意思を一緒に包む
余計な力を加えず
神と紙
そんなつながりを感じた。
折形の入口の入口
まだ何も分かっていない。
色んな事が間違っているだろう。
けれど今感じた事を言葉にして、間違っている事を正していくことも含め、正面から向き合う。
お教室の後にそんな事を考えていたら、不思議な事に、仕事の重たく居座っていたもやもやがふっと軽くなっていた。
これは本当に嬉しい、思いがけない副反応だった。
最近、仕事と試験に頭がいっぱいで、心を閉じていた事を実感。
お教室に行くのはすごく緊張するけれど、とても楽しみ。
あと5回。
どれだけ自己意識に勝って、そのままの知識、心を得ることができるか。