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ハーバード大学合宿

この夏のハーバード大学合宿を指揮監督しているデレクさんは、

これまで何度も、日本の子ども達と夏のグローバル合宿などで時間をともに過ごしました。

今回ハーバード大学合宿に参加する子ども達は、それらの合宿に参加してきており、一人ひとりの強みも課題も把握しています。

個別の課題とともに、

日本の子ども達共通の課題をどうとらえるか、という話を今回しました。

一番印象に残っているのは、

自分の気持ちや考えを話すことにたいして、ハードルがある、ということ。

これには、さまざまなメッセージが含まれていて、

ばかなことを言ってはいけない、かっこいいことや、いいことを言いたい、その場にふさわしい内容をさがす、

失敗したくない。多様性に対する受容などなど。

ぼく、わたしが、人と違うことの面白さ、

自分が考えていることを伝えたい、というところにいくのに時間がかかる、または、いけない。

子ども達は、普段から、自分の気持ちや、考えていることについて、

向き合ったり、考える時間も機会もない。

これは、大人も共通していると思うのですが。

そもそも学力とは何か。

前提として、

普段ほとんど考えたことがない人、子どもが、

あなたの思いや考えを聞かせて下さい、と、

いわれても

なかなか出てこないのはあたりまえのこと。

みんなは、何て答えるのかな、何と答えるのがふさわしいのかな、になる。

スクールでは、

とても簡単なエクササイズから行っています。

今日の気分は?1から5でいうと?

それは、どうして?

身体の状態はどんな感じ?1から5でいうと?

子ども達は、ティータイムの時間などに、

指で、3、とか、5とか、表現します。

疲れていると感じている子どもも少なくありません。

今日学校であったいやなことは?

紙に書いてみる。どうして、いやな気持ちになったのかな?

なども、書いてみる。

書いてみて、今、どんな感じ?

なども、話したり書いたりします。

自分との対話の時間をしっかり持つことで、

気持ちが整い、

学習に対する姿勢も変わります。

子ども達が、自分の頭で考え、自ら答えや、問いを設定できるようになるためには、

これらのワークが有効であることの手ごたえを日々感じています。

こういったワークを積み重ねながら、

グローバル合宿では、

リーダーシップ、チームワーク、

宇宙、物理学、科学、ファイナンス、

芸術など、多岐にわたるプログラムを組んでいます。

インターネット上のクラスでも、これらの取り組みを行っています。

より多くの子ども達が参加できる仕組みが出来つつあります。

よろしければ、お仲間になりませんか。

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