『白いくつした』

タイトル: 白い靴下

昨日は、わたしが、911をきっかけに、

ニューヨークで人生を送ることをリセットし、

日本に帰国後、初めて、自分がトップに立って、

スクールの生徒の募集をし、

入校の説明会をし、

入校してきた

当時2歳だったMちゃん、

私は、30代前半、

スクールに、高校二年生まで通ってくれ、

今年、20歳になる直前に、

スクールに遊びにきてくれました。

2019年以来、三年ぶりの再会でした。

入ってきてすぐに、

カバンから白い靴下を取り出して、

さっと、履いてから、スリッパをはき、

脱いだ履物は、玄関のすみに寄せる、

わたしには、お尻をむけない、

自然な所作で、それらを行う彼女を姿をみて、

身につく、というのは、こういうことだと、

もう、再会後、1分で涙腺が、、、。

スクールでは、お座敷もあることから、

常に白い靴下は、おかばんの中に入れておく、

理由は、

汚れた靴下などから、履き替えるため、

気持ちをしゅっとさせるため、

いろいろありますが、

およそのおうちに上がるときの心遣いとして、

お茶のお稽古のときは、

和装でないときは、

白い靴下を履きますし、

足袋のときも、履きかえるか、

足袋カバーをつけておいて、外します。

道路が、整備されていないころの名残りもあると思いますが、

夏場など、

サンダル履きのときに、

裸足で、上がらない、など、

にも、通じます。

最近は、板の間のおうちが多いかもしれませんが、

裸足で、ベタベタとあるくことは、ないと思いますが、

スリッパも、裸足で履くより、よいですよね。

あと、たたみのヘリだとか、

絨毯も、シルクのカーペットとか、

いろいろな配慮的なことがありますが、

スクールでの理由のひとつには、

レッスンにくるときに、

お砂場であそんだそのまま、の、お洋服で

くることもあるかもしれないけど、

靴下履き替えるだけでも、

ちょっと、気分がかわる、

といったようなこともあります。

白い靴下ひとつにしても、

たくさんのことを、子どもたちに伝えてきて、

話を元に戻しますと、

Mちゃんが、帰りのときに、履いていた白い靴下をさっと脱いで、

それを、入れるためのビニール袋を持っていたのですが、

それが、どうやら、買った靴下が入っていたビニール袋のようで、

あら、わざわざ新しい靴下買って、用意してきてくれたの?

と、きくと、いえいえ、と、にっこり。

そんな小うるさいことを、言われるスクールなのか、

という感じかもしれませんが、

Mちゃんが、白い靴下にはじまり、

スクールで伝えてきたことが、

全て身についている様子を見て、

コロナで、命最優先ですから、

あまり細かいことは、言うまい、と、

この二年半は、やってきましたが、

改めて、やっぱり、こういう小うるさいことを

いうスクールであり、存在でありたいと思いました。

めちゃくちゃな乱文なので、あとで、書き直しますが、

このまま、アップしてしまいます。

三時間の滞在中の、楽しいやりとりの数々は、

彼女の承諾を得てから、アップしたいと思います。

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