見出し画像

ニューヨークの芸術祭 ホイットニー・ビエンナーレを訪れて

今回の合宿で、ニューヨークのホイットニー・ビエンナーレをチョイスし、自らも現代アートのアーティストでもあるスクール講師の浅井が、

ホイットニー・ビエンナーレを理解するために、

ベネチア・ビエンナーレやドイツのドクメンタなどについて解説してくれました。

2017年よドクメンタには、彼自身も訪れており、政治的なメッセージなどが多く扱われる芸術祭であることなど、

今回のあいちトリエンナーレについて考える材料になります。

以下サイトより:

全体的に、作品は、少数民族、近現代の歴史、環境破壊、人権、革命や紛争とその影響などの問題意識を喚起する。ドイツ語と英語の長い説明文はもとより、そもそも複雑な内容なので、作品ひとつひとつの画像を見返し、印象を思い起こしながら、深い理解にはまだこれから時間がかかりそうだ。個々の作品はもちろんだが、膨大な数の作品は塊となって迫ってくる。世界のローカルな問題や大小の事件や思想を提示し、人々の思考を促すという意味こそ、芸術祭が国際的であるべきなのだと強く思った。その最も顕著な例であるドクメンタ14、そこに日本拠点の作家が含まれないのは、複雑な気持ちだ。いっぽうで、美術作品には視覚的、直感的に共感や理解を呼び起こす力がある。直接対面できたことを幸福に思う、高度な技術や美しい作品にも出会えた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?