大工の中でも 最高位に立つのは 上位職人 であり 後に 棟梁と呼ばれる 大工職人の中でも 宮大工 建具大工は 難易度が高く １０年以上の 経験または修行が 必要となる 宮大工となると 中学卒業したら すぐに修行に入るのが 望ましい 高校に行くと 不要な知識が付くから だそうだ
大工の神様 と 云われているのが 聖徳太子である 差し金を 中国から 持ち込み 日本の職人に広めたのが 始まりである 過去の一万円札の正体だ 土職人は 左官であり 塗装職人 であり 木職人が 右官 大工なのだ 左右に位置する 職人だ
大工の歴史 大工の持つ差し金の意味を 知った 大工は 職人の長だと 言われている 建築の花形職人であり 江戸時代には 大匠と呼ばれていた 大工の中でも ランクがあり 大工 小工 長上工 番匠工 の順番である
何十年と 一つの事を続けると 巌となる 数が多いとは 単純な数でも表すことが出来るが 年月だとも捉える事が出来る
黒幕は やはり 時間である 数多くの 時間をかけて じっくりと 仕上げる 初めは さざれ石だったものが 長い年月と 共に 巌となり そこに 苔が生える 初めは 拙かったものが いつの間にか 巌となる それは 一人前となる 過程である 苔が生えるまで 長い長い 年月を経る
八千代 八千 極めて多い数 それを 黒幕 = 時間 = 八千 と変える 数多くが 長い年月へと変化する それが 八千代に ……… ご存じの通り 君が代の歌詞である さざれ石だったものが 巌となる
美味しい話で めくらとなるだけ それが 都会という 場所なのだと 思う 雑踏の中で 五感が振るわずに 鈍感となる 妥協と言う 言葉に 相応しいばしょである
都会に 行っても 空っぽの 状態で 帰ってくる だけである 覚えてくるのは 三猿だけ 排気ガスの臭さに すっかり 慣れてしまっている 鈍感な 鼻となるだけ 間違った 定規で測り 曇った目で 他人を見るように なるだけ
それが 人間の 本質である それが 今の人間だ そのような 嫌悪感を 抱きながら その街を 探索する 自然の中が 本来の 人間の 状態だ やっと 目を覚ます 目が見えるようになる 口がきけるようになる やっと 空っぽだった 中身が 備わる
雑踏の中を 何の躊躇も無く歩く そのような状態の中を 鈍感な人間たちは 平気である それが 当たり前の 街中なのだ 町中が 鈍感な 人間たちで 溢れ帰っている 人間 = 虚栄心 = 見ざる 着飾る 言わざる = 三重苦 暗闇の中を 見える筈無き 光を求め 水を求める
風景や花や動物や空 何の策略の 無いものだけを 撮りたかったのだ 人間とは 泥臭くて 嗅覚は捉えていた 視覚は 無意識のうちに 捉えていたのだ 町歩けば どことなく 排気ガスの 臭いがする
写真 真実を写し出す鏡 だったからこそ 人間を写し出すことを 躊躇する それは 人間の 薄汚れた 部分までも 写し出すことになる だからこそ 人間は 撮りたくない 人間だけは 描きたくない そのように 思ってきたのだ
人間が 足を踏み入れてはならない そのような 霊的な 場所が 存在する そこは 自然を守るための 場所だったのだ 自然が自然で いられる場所 それは 人間が居ないことが 必須の 条件だったのだ
人間と自然 一体 どちらが残るのか？ それが 究極の対決 だったのだ 禁足地とは 人間が足を 踏み入れていない 場所である それが 多いほど 自然の豊かさが 残されていると 捉えるのだと あの言葉が 教えてくれた
人間が消えるのか それとも 動物が去り行くのか？ それが 究極の 人間と動物との 対決だったのだ その言葉が 一つの世界観であると 気がついたのだ 地震 津波 こそが 人間と自然との 闘いの 幕開けなのだ
人間が消え去り 自然がその姿を 取り戻す その言葉が 動物たちの 言葉そのものなのだと感じたのだ 私たちは 壊された自然を 無理やり 元に返そうとする しかし 本当に自然を取り戻したいのなら 人間がその場を 立ち去ること だったのだ
