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なぜ会社を辞めたのか(年収◯千万円の生活を捨てた理由 その2)

会社を辞めた理由、その2。
それは、税金を多く払っているのがバカらしくなったから。
自分の年収、つまりサラリーを上げるために汗かいてストレス抱えながら力んで頑張って、実際に年収が上がっても、思ったほど手取りの額が増えていなくて、下手すると手取りが年収上がる前と後で変わらない、ってこともあったりして。
累進課税だから当たり前と言えば当たり前だけど、要するに年収が増えるほど生活のコストパフォーマンスが悪くなるのが分かってバカらしくなったのよね。

サラリーマンをやっていると、税金をどれだけ払っているのか、ざっくりと分かっていても全てを細かく理解している人はそんなに多くないのではないかと思う。
そして、税金の仕組みをしっかりと理解して節税に励む、ということも一部の節税マニアを除けば、意外と出来ていないのではないかと思う。
もちろん税金で損をすることは皆嫌うから、メジャーどころの住宅ローン減税とか、医療費控除、NISAとか確定拠出年金、あとはふるさと納税なんかして損をしないように周りの人の様子を窺いながら、シコシコと工夫しているはず。
私もそんな一人で、今でも自分がどれだけの税金を払っているか、精緻に理解してはいない。
しかし、毎月の給料が振り込まれた時の金額はしっかり把握している。
なぜなら、結局は手取り、可処分所得が日々の生活に直結するから。
自分の人生の価値感として、損得勘定というかコストパフォーマンスという概念は結構大切だと思っていて、そういう意味ではストレスやプレッシャーが大きい、好きではない仕事をして高額所得を得るという行為はとてもコスパが悪い。
それは実際に経験してみて分かったこと。

私の場合、転職を契機に年収が40代前半から急速に伸びていった。
正直こんなに貰って良いの?って思う額で、そんなに貰わなくても良いから会社や仕事の色んなストレスがないようにしたいと願っていても、自分の意図とは裏腹にサラリーを上げるからもっと頑張って、と会社から言われ、むしろ仕事量を抑えたり、新しいチャレンジをしないと「やる気がない」評価になっちゃうよ、みたいな流れになって、その当時は上司や同僚の評価を一々気にしてたから、じゃあ頑張りますって、心にもないことを言って、その場をやり過ごしてみたり。
結局気持ちと行動が一致しない、自己一致していない状態では、いつかどこかで限界が来るわけで、税金についても、払っている税金は政治や行政サービス、社会インフラとして還元されているのは分かっていても、その払った額に対する自分が感じるメリットがあまりに少ない、割りに合わないと感じてしまって、なんだか税金いっぱい払っているのがバカらしくなってしまった。

今後、私はこれからやろうとしている事業がどう転ぶか分からないけど、十中八九低所得者になると思うので、それで人生のコスパが良くなるのか、を実際に感じてみたいと思う。
心ない人は低所得者は税金を多く払っていないことを批判するかもしれないが、少なくとも私はこの十数年間多くの税金を払って来たわけだから、これからの人生、少しは税負担軽くしても良いですよね。

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