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2023年3月11日(土)阪神8R阪神スプリングJ(J-G2)

ここから始まる2023年障害界の重賞競走。絶対王者が去った後の新たな覇権争いに注目。近年稀に見ぬ超豪華メンバーでの開催。このメンバーがそのままJ-G1でも驚かないような程の構成。先行力と末脚を兼ね備えた馬から印を据えていきたい。

◎3ロードアクア

前走時パドック評価A。一気の距離延長でテンションは重要。後肢の歩幅に注目。

オープン連勝中の同馬を本命に据える。
近2走はスピードに任せて飛び出し、道中息を入れてラストで速い末脚を繰り出して押し切るという非常に強いレース内容。
今回は一気に510m距離が延長される点が不安視されそうだが、道中でしっかり息を入れる事ができる点、ラストまでしっかり脚を伸ばせている点を考えると距離不安は杞憂に終わるとみる。

9/25中京3000   上がり36.7秒
10/22新潟3250 上がり37.8秒
12/17阪神3110 上がり38.1秒
2/4小倉3390     上がり37.9秒

過去4走全て違う競馬場でこれだけ安定した上がり時計を記録出来ているのは高いセンスの証。唯一38秒台を記録した時は直線ダートコースのもので直線芝コースに限定すると38.0秒以上の上がりを記録したことがないという恐ろしい数字。

今回は必ずハナを主張したいというメンバーがおらず、ある程度自分のペースを刻めそうで展開は向きそう。
ただし、後ろから突っついてくる相手が今までのメンバーとは比べものにならないのでその点はやってみないと分からない。

3/5の追い切りでは栗東の坂路を48.9-36.2-24.4-12.8で登ってきており状態は良さそう。

不安要素よりも楽しみの方が多く、ここから先も期待したい存在でここは本命として指名。

◯11ゼノヴァース

前走時パドック評価B いつも悪さをしない優等生タイプ。
高いレースセンスを示し続けている同馬を対抗として指名。

これまで4つの競馬場を転戦しどこの場でも安定して力を発揮できているセンスの高さ。
特に近走はレース前に何かしらの不安要素を指摘されながらその評価を跳ね返しての好走。

これまで指摘された不安要素
6/25東京JS 置き障害向きでは?
10/16東京HJ 熱中症明け、爪の不安
12/24中山大障害 距離不安、枠順不利

これだけ不安を囁かれながらも跳ね返してきた実力は無視できない。

今回も調教過程や枠順が不安視されそうだが跳ね返してくれると信じたい。
距離が少しでも短縮となる点はプラス。ある程度の先行力と上がりの脚が必要となりそうな馬場であれば過去のレース振りから高く評価しないといけない。

前哨戦仕上げ感がありありと伝わるがそれでも無様な競馬をしていい立場にないはずなので対抗評価とする。

▲7ミッキーメテオ

前走時パドック評価S 前肢の踏み込みが抜群に深くて超抜だった。
相手関係についてはなかなか判断が難しいので直近のパフォーマンスと伸び代を考えて単穴評価とする。
枠の並び的にケンホファヴァルト、ロードアクア辺りを行かせて2.3列目を確保できそう。
ラストの脚力では劣る可能性があるが、機動力とスタミナでは上位勢と比べても遜色がないどころか優っていてもおかしくない。
先行意識の高い五十嵐ジョッキーの継続騎乗なだけに早め早めに動いてスタミナ比べに持ち込める可能性も十分にある。
スピード比べならゼノヴァースに劣りそうだがスタミナ比べに持ち込めれば逆転まであってもいい。
実力馬同士が早仕掛けで牽制しあえば同馬の出番はありそう。

△1ケンホファヴァルト

前走時パドック評価B やや頭が高いが筋肉は良かった。
入障後の短縮ローテは2-0-1-1。(平場の叩きは度外視)
前走は小牧加矢太ジョッキーが早仕掛けからのスタミナ比べに持ち込んだ結果、8着。内容としては悪くなく、飛越はむしろあのメンバーでも優位性を持てるほどだったように見えた。
今回はロードアクアといった間違いなく先手を主張しそうな馬がいるだけに番手でじっくり構えてくれそう。
1年4ヶ月ぶりに主戦である熊沢ジョッキーに手綱が戻るのはこの上ないプラス。
栗東坂路で
2/22 52.3秒
2/26 52.1秒
3/1   50.9秒
3/8   51.8秒
と高時計を連発できており体調面も順調そのものに映る。
今回はマークが薄くなりそうなだけに思い切って1発狙えそう。

×9ジェミニキング

前走時パドック評価B 気配は平凡。逆を言うと上積みは期待できる。
清秋で見せてくれたポテンシャルの高いパフォーマンスが忘れられない。
阪神コースは2走連続競走中止をしており印象は悪い。
それでも今回は乗り替わり。フラットなイメージで乗ってくれることに期待したい。
人気薄なだけに他馬を気にせず自らの競馬に徹底すれば打点の高いタイプなだけに可能性はある。人気面を考えて2列目に入れる。

紐①2ニシノデイジー

前走時パドック評価B 身体が薄く見えたが恐らくそういう質のいい筋肉。言わずと知れた現王者。キャリア4戦目での中山大障害制覇はお見事だった。
秋陽JS後にジョッキーから進言のあったクロス鼻革への馬具変更が功を奏して折り合いがついたことが勝利の大きな要因だった。
今回は枠の並びがあまりよろしくないように思える。両サイドのケンホファヴァルト、ロードアクアがゲートの速いタイプなだけに釣られて先行しようとして折り合いを欠く可能性がある。
前走は馬具変更がハマったが馬は慣れる生き物なので効果が薄れる可能性もある。
そこに石神ジョッキーへの乗り替わり。落馬負傷の影響でコンタクト数が物理的に少なくなってしまった点は痛い。
そして今回は初めて他馬より重たい62kg。
不安要素が大きいように感じる。

中山GJでジョッキーがどうなるか分からないが継続騎乗するのならまずは感触を掴みにいきそう。
先に繋がる競馬をしてきそうだが、断然の1番人気が予想されそうで妙味を考えて、ここは紐に留める。

紐②5マッスルビーチ

前走時パドック評価A マイナス14kgを感じさせない仕上げ。歩きのリズムも非常に良かった。
コース巧者。スタミナにはかなり秀いでたタイプで消耗戦になると俄然浮上してきそう。
今回はスピード決着になりそうだが、ミッキーメテオが浮上する展開になると合わせてやってきそうで押さえる。

紐③6レオビヨンド

前走時パドック評価A 久々感はなくいいリズム。
昨年の2着馬。前走は東京でのスピード比べが不向きだったので度外視。
スタミナとパワーに秀でたタイプでマッスルビーチ同様の展開になると浮上しても良さそう。

買い目

3連複フォーメーション
3.11-3.11.7.1.9-3.11.7.1.9.2.5.6
7-5.6-3.11.1.9.2.5.6

3連単軸2頭マルチ
3.11-7.1.9.2

マイネルレオーネはパドック気配次第では追加の予定。

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