2023年6月3日(土)東京1R障害未勝利

本場で1Rから障害競走が組まれる時期となり、季節の移り変わりを感じる今日この頃。
台風の影響を受けて直線のダートコースは脚抜きの良い締まった馬場になりそうで、ダート適性はそこまで問われないと見る。
直線の長いコースだが後方から差し切りはあまりない。
先行力と機動力を柱として予想を組み立てたい。

◎2スヴァルナ

このレースを予想する上での最も重要になるポイントはメリディアンローグに勝てる馬がいるのかいないのか。
同馬が勝てる可能性は十分にあると見て本命視する。

前走は中間で蹄をぶつけ予定をスライドしての臨戦過程だった。しかもレース中に他馬と接触する不利があった中でメリディアンローグとはハナ差の4着だった点は評価できる。
しかも道中では跳び勝つシーンも多く見られた点は見逃せないところ。
叩き2走目となる今回は前走と中身が変わってくるに違いない。

父ステイゴールド×母父シンボリクリスエスの配合系はオジュウチョウサンと同じ組み合わせ。さらには母母プリンセスオリビアの奥にSadler'sWellsが入っており道悪でのレースは持って来いと言えそう。
実際に同馬自身、稍重以下の馬場では1-1-2-1としっかり結果を出している。
半姉のランブリングアレーも稍重以下では1-3-0-0。その1勝は不良馬場での中山牝馬Sで上げており道悪競馬に強い一族と言えそう。

道悪のここで他馬がパフォーマンスを落とすなら相対的に上げてくる可能性は高い。

展開的にもティートラップが逃げた2番手を追走すればいいからやることは単純。唯一の懸念は最内枠のピンクダイヤの出方。暴走されるようだと同馬も影響を受けそう。

前走からの上積みが大きく減点材料が少ないここで勝ち切れると信じて本命に据える。

前走は528kg(+10kg)での出走。パドックでは増加分を感じさせないシャープな身体つきに見えて、スピードを発揮できそうに思えた。結果的にはやや太めだった可能性もあるので多少のマイナス体重は許容。歩く位置とリズムを注意して見たい。

○9メリディアンローグ

障害競走ファンにはお馴染みの未勝利戦の門番様。
これまでに負けてきた相手のレベルの高さについては散々触れてきたところ。

今回は満を持して五十嵐ジョッキーとコンビ再結成。コンビを組むのは2022年2月のテリオスルイ戦(3着)以来実に1年4ヶ月ぶり。
東京コースで走るのは2021年6月のセプタリアン戦(2着)以来ちょうど2年ぶり。本場で走るのも同じく2年ぶり。
その当時は道悪馬場、脚抜きの良いダートコースで上がり3位となる37.6秒を記録。
直線だけを考えると明日の馬場は同馬にとってはプラスに働きそう。

前回の東京コースでの出走が実にハイレベル。
2021年6月5日(土)セプタリアン戦
1着セプタリアン…オープン2連勝
2着メリディアンローグ
5着ビレッジイーグル…J-G1常連
6着リバーシブルレーン…オープン勝ち
8着キーパンチ…オープン馬券内2度
9着メメニシコリ…兵庫で大活躍
10着アームストロング…オープン在籍

このメンバーレベルで2着の実績があり、その後も不思議とハイレベル戦に巻き込まれて勝ちきれないレースが続くがさすがに順番待ち。昇級即通用の器と思えるだけにそろそろ勝ち上がって欲しいところ。

とはいえ、今回も何か1頭前にいそうな気がするんだよなー

前走は490kg(−2kg)で出走。パドックは余計な動きをしない優等生な印象。ただし前走は近走と比べるとやや内めを歩いていた姿は気になったところ。以前はもっと外めを雄大に歩いていただけにその点は気にしてパドックをチェックしたい。

▲6フィールザファラオ

同馬はピンかパーながら一発かませる可能性は十分にあるように思える。

昨年末に障害試験は合格。2月に銀蹄Sを使ってからはここに向けてじっくり調整してきたであろう点が好感。
陣営のコメントは初障害の分割引は必要だがセンスは感じるというもの。

平地時代は東京のダートコースで上位上がりを毎回のように記録。時には34秒台の上がりまで叩き出しており、使える上がりだけならこのメンバーに入っても1枚も2枚も上手なのは明白。
ある程度馬群から離されずについていければ纏めて面倒を見てもなんら不思議ない能力はあるはず。

6月最初の東京での未勝利戦で草野ジョッキー騎乗の初障害馬といえば昨年のブレッシングレインを想起させる。

あちらは父ディープインパクト
こちらは父ブラックタイド

なんとなく相通ずるところもある。昨年の草野ジョッキーは3着内17回のうち実に6回がディープインパクト系種牡馬。
血統的に相性がいい可能性も十分で、人気がないここで狙ってみたい。

△8ザレストノーウェア

ここから下の印は上位3頭と比べて評価としてはかなり落ちるイメージ。

蓑島ジョッキーとコンビを組んでからの2戦でポジション取りの面で良化が見られた点を評価したい。
明日は馬場が馬場なだけに上がりが使える必要がない可能性が十分に考えられる。そうなると位置取りの優位性が着順の優劣をつけることになりえる。

そうなると近2走、小倉の道悪馬場である程度のポジションを取って連続好走してきたことがアドバンテージになってもおかしくない。

不安点は休み明けであまり結果を残せていない点。それでも4番手に評価する魅力は十分にあると判断。

前走は466kg(+4kg)での出走。調子の良さと見映えの良さが直結するタイプ。カッコよく外めを歩けていれば狙えそう。

×3アースブレイブ

これ以上は落とせない。
東京コースではビックリするような上がりを記録していることからもコース適性は高いはず。
最近はある程度ポジションを取れるようになってきた点も良い。
ただし、馬券内に好走した3回中2回は良馬場。良馬場で末脚を活かす競馬が理想か。

前走は462kg(−2kg)での出走。活気はまずまずでリズムも悪くは無かったが踏み込みの狭さが目立った。好走時はもっとスカッと見せてくれる。馬体重はもう少し絞って450kg台でもいいくらい。その辺りは確認したい。

紐①4ティートラップ

前に行ってどこまで粘れるか。
道悪でスピードが問われにくくなるのはこの馬にはプラスか?

前走は474kg(+2kg)での出走。いつも柔らかく大きな歩きをするイメージ。腹袋が太いタイプで見た目はカッコよく見えない。しっかり気合いが乗っていてほしいところ。

紐②5ゼンダンピューマ

前走は入障戦でいきなり2着に好走。しかも初戦からメンバー中最速となる39.0秒の上がりを使えた点は非常に評価できる。
ただ、メンバーレベルはお世辞にも高いとは言えなかった。

ノヴェリスト産駒は血統の字面とは相反して道悪での成績は芳しくない。
実際同馬についても平地時代の稍重以下での成績は0-0-0-2。
良馬場でラストに良い脚を使ってこそのタイプなだけに極悪馬場になりそうな点は歓迎できない。今回は押さえまで。

買い目

3連複フォメーション
2.9-2.9.6.8-2.9.6.8.3.4.5

3連単フォーメーション
2.6→9→2.6.8.3.4.5

馬連流し
6-2.9.8.3.4.5

ワイド
2-6

最終的な買い目はパドックで調整します。

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