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2024年2月10日(土)小倉5R障害オープン

出走12頭中6頭が前走で馬券内に好走していて、勢いのあるメンバーが揃ったような印象。

そんなメンバー構成だが確たる逃げ馬はおらず、目立った末脚を見せてきたような馬もいない。

レースの流れに乗れる器用さと確かな飛越力、そして開催が進んでタフになってきた馬場をこなせるスタミナが問われるとみて予想を組み立てていきたい。


パドックメモ

2023年5月~前走まで ※ジゲンの平地競走分はなし

◎11ニンギルス

前走ハイレベル戦経験、距離短縮、当地勝ち経験あり、減量騎手起用とプラスに働きそうなファクターの多い同馬が中心になるとみる。

前走はジューンベロシティが勝利した阪神JS。枠なりに上手く先行してレースに参加出来たことは十分に価値があった。

飛越についても基本的にはほぼ同じポジションでレースを進めていたエイシンクリックやネビーイームに跳び負けることもなくレベルのたかさを感じさせてくれるものだった。ただ勝負所のいけ垣障害でミスステップをしてアクセルを踏み遅れたのは痛恨だった。

上位入線馬との時計差はついてしまったが一流の速い馬が前に行けば付いていけず、差は広がるものと割り切っていい。
そのレースを先行して付いて行ったことが財産になっているはず。

ワンパンチ足りないレースが続いていたことから距離短縮と減量騎手起用の効果はダブルで期待できる。
乗り慣れた難波J→鷲頭Jへの乗り替わりはあまり良いような印象を抱かないかもしれないが、難波Jはどうもニンギルスとは手が合っていたような印象がなく勝負所で動けない位置を取ったり外外を回して届かないレースがあったりとニンギルスの武器である器用さを活かせていないレースが続いているように感じていた。

重賞掲示板の馬が57kgで出走できて、積極的なレース運びが目立つ鷲頭Jへの乗り替わりはニンギルスの新味が発揮されるチャンスとみたい。

今回は未勝利勝ち以来の小倉での出走。
小倉は1-0-1-0と好相性。
未勝利勝ちまでの2戦で抱いたセンスの良さを改めて見せてくれる一戦となることに期待したい。

◯12アランデル

前走は11番人気の人気薄だったことをあざ笑うようなレース振りで2着を確保。
直線でナリノモンターニュの強襲を受けて差し切られてしまったが3着のスマッシャーには3馬身半の差を付けておりレース内容としては十分すぎる内容だった。

私自身直線ダートコースとなることを原点材料として評価を下げた。
その点今回は直線芝の小倉へのコース替わりとなるのは大きなプラス材料となりそう。
実際に前走は上がり3Fは40.1秒でメンバー14頭中7位のものだったが、高い先行力を発揮して直線を向くまでにセーフティリードを作ったことが好走の要因だった。

Lyphardの多重クロスが先行力の根源

その先行力はLyphardのインクロスを5×5×5で内包することで引き出されている。
同じようにLypahdのインクロスを5×5×5で持つ代表的な馬と言えば昨年限りで引退したイクイノックスがいる。
イクイノックスも天皇賞とジャパンカップでは高い先行力を武器に他馬を圧倒したようにこのクロスの特徴は先行力を引き出しやすいことだろう。

今回はここを目標に調整を重ねてきたとコメントが出ている。
実際に先週の日曜日には小倉のダートコースでレースにも騎乗する上野Jを背に追切を行っている。ここに向けて準備万端と言えそうだ。

平地時代にはワンダフルタウンが勝った時の青葉賞で先行できるほどのスピードを見せていた馬で2860mへの距離短縮でも全く問題ないはず。

大外枠を引いたことはやや割り引き材料であるが3390mほどの不利はない。
今回は未勝利勝ちを収めた時と同じ上野Jとのコンビ。

上野Jは障害リーディングを独走する5勝を挙げて目下覚醒中。
牛若丸JSで先行力のあるケイティクレバーに騎乗して大外枠から勝利を挙げている点も非常に心強い。

ここは軸としての信頼感は高いとみて対抗に据える。

▲7グレンガリー

前走、新潟で行われた障害オープンのスヴァルナ戦は道悪馬場に脚を取られて向こう正面の連続障害で落馬競走中止となった。
今回はそこから約3ヶ月の期間を空けての復帰戦。
ヒヤッとする落馬だったが幸いケガはなくここに向けて順調な調整が出来た様子。

前走が雨の影響でスリッピーな馬場状態だっただけに今回は雨の心配がなさそうな点は歓迎したいところ。

平地でオープンクラスまで勝ち進んだ脚力は魅力的。
またオープンクラスに昇級後の中京3300mで先行して2着という実績から体力と飛越力は証明済。

今回は確たる先行馬がおらず同馬に展開利があるとみて単穴候補とする。

△2ヴィジュネル

昇級戦となるが前走のレベルの高さを信じたい。
前走は圧倒的1番人気に応えて余裕たっぷりに快勝。2着以降のレベルが高く今後ハイレベル戦と呼ばれるようになる可能性が非常に高い。

2着スマイルスルー(2/11未勝利戦で圧倒的1番人気となる馬)
3着ヒルノダカール(馬券内経験が2度あり今後の勝ち上がりが期待できる)
4着サインオブサクセス(1/27未勝利戦にて余裕たっぷりに勝ち上がり)
5着フィレンツェ(2/4未勝利戦で2着、今後の勝ち上がり濃厚)
6着トーセンオリジン(新・未勝利戦の門番。ここまで2着5回3着4回)

スピードの違いで逃げたくなるところをじっと我慢させて2番手から抜け出した姿勢も高く評価したい。
じっと我慢したことで上がり37.4秒の脚を使えたことが今回にも繋がってくるはず。

昇級戦にも関わらず人気を背負う立場となりそうだが必要以上に評価を下げる必要もないと判断して2列目に入れたい存在。

✕6スマッシャー

ここ最近はもどかしいレースが続いているが持てる能力は高いはず。
平沢Jが引退のタイミングと重なり今回から小牧加矢太Jが手綱を握る。

最近のレースぶりを踏まえて積極的なレースをしたいというコメントを陣営が残している。
昨年新潟で行われたフォッサマグナ戦やサクセッション戦で先行してそれなりにレースを作れているので先行自体は問題なくできるはず。

近走の敗因はポジショニング+距離ではないかというのが私の見立て。
今回は未勝利勝ち以来の3000未満の襷掛けコース出走。
直線ダートコースでの出走でも変われなかったので、それならと距離に活路を見出したのは良い選択のように思える。

この冬コクで積極的な騎乗かつタイトに回ってくる意識が非常に強いように感じられる今の小牧加矢太Jならば陣営のオーダーに応える騎乗が可能と見て2列目に配したい。

紐①3パトリック

約9か月ぶりの出走。

昇級後の活躍を大いに期待していただけに久々のここでも大いに期待したいところ。

ただ、昇級戦、初の襷掛けコース、9か月ぶりの実戦で息が持つかなど不安要素も多いのでここは相手まで。

紐②1アンブロジオ

前走はあっと驚く変わり身を見せて11番人気58.3倍の低評価ながら3着に好走した。
イマイチ掴み所がないが溜めれば脚が使えることは前走で証明できた。
今回も前走同様に内で脚を溜めて終盤勝負に徹すれば一角に食い込める可能性はある。

紐③5キスラー

石神Jとの新コンビというのがなんとも香ばしい。
前走の敗因を道悪競馬と新潟のスピード比べとするのであればまだ簡単に評価を下げられない。紐で。

買い目

3連複フォーメーション
11.12-11.12.7.2.6-11.12.7.2.6.3.1.5

あとはパドックと人気次第で色々調整予定

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