2024年1月20日(土)小倉4R障害未勝利

冬コク未勝利4戦目。
開幕週だった先週は如実に先行有利。ポジションを取れる馬が上位を独占した。
今週についてもその部分が大きく変わることはないはず。
問題は週半ばからの雨による馬場状態の変化。
道悪馬場に対応できるスピードとスタミナを兼ね備えた馬を導き出していきたい。


パドックメモ

今回目立つ周回をする馬は現れるのか?

◎12クラップサンダー

入障戦となった前走ではいきなり勝ち馬ドンカルロと0.3秒差の3着に好走。
上がり3Fは勝ち馬ドンカルロ、2着オールザワールドと同じメンバー中最速となる38.9秒を記録しており初戦としてはかなり上々の内容。

その前走は、結構雑な競馬をしていて外々を回る形かつ早めのスパートでかなりロスの大きな内容だった。その点を考えるとこのレースで1番強い競馬をしていたのが同馬ではないかと思われる。

残り600mを過ぎた地点から早めに抜け出したドンカルロ、オールザワールドにはそのまま先着を許したが、直線でオールザワールドを追い詰めていったその脚力とスタミナは早期の勝ち上がりを期待させてくれるものだった。

平地時代は中京ダート1800~1900で活躍が目立ったが好走したレースはいずれも中京ダートではタブーとされているような後方外々から進出していくパターンばかり。それで上位に来れるのは豊富なスタミナと機動力の証明になるはず。

3代母のRedeemerがポイント
大まかに言うとクラップサンダーと配合形は近い

血統的には父ジャスタウェイ×母父キングカメハメハ×In Reality持ち牝馬という組み合わせでシルクロードS勝ち馬のアウィルアウェイと近い配合形。

そのアウィルアウェイは小倉で行われた芝1200mの重賞で2度3着に好走。
その2度に共通しているのは道中のポジションアップ。
その機動力が血統的な後押しがあってのことだと仮定するとクラップサンダーも近しい機動力を持っていても不思議はないとみる。

実際に前走で見せた早めの進出はその血のなせる技とも見れそう。

血統的に道悪を苦にすることもなさそうでここはオールザワールドを逆転することが可能と見て本命に据える。

○2オールザワールド

◎であるクラップサンダーと同じドンカルロ戦からの出走。

前述しているように上がり3Fはメンバー中最速の38.9秒を記録。こちらも入障戦だったことを考えると上々の内容だった。

初戦から積極的に仕掛けていって狭いスペースに飛び込んでいくことが出来た機動力と勝負根性はこの先必ず武器になると予感させてくれた。

平地時代の実績から直線が芝になる小倉へのコース替わりは大きくプラスに働くはず。

先週の未勝利戦2鞍に騎乗して2鞍とも2着に導いている森Jが継続騎乗してくれるのは何よりも心強い。
トラックバイアスは十分に理解しているだろうからまず変なポジション取りはしないはず。

本来なら本命にすべき初戦の内容だったが今回対抗評価とするのは道悪適性。
2020年5月16日に京都の重馬場で開催となったあずさ賞の敗戦後、道悪馬場にノメッて全く進んでいかなかったというコメントがある点は心配材料。

オッズの面も加味して対抗評価とする。

▲3ジロー

入障2戦目の変わり身に期待。

前走のフィルムスコア戦は1掲示板組の中では1頭だけ後方から突っ込んできた。上がり40.1秒はメンバー中2位で、40秒掛かっているとは言え十分なものと言えそう。
レース序盤は飛越が安定しなかったがスピードに乗ってからはスムーズな飛越が出来ているように映った。
スタート直後に小牧加Jが手綱を引いて抑えているようなアクションが見えたため、ジョッキーが初戦から跳ばすには飛越が心配だと思っていた可能性もありそう。

今回は2走目の慣れが見込める中で、
①内枠からの発走で包まれたくない
②今のトラックバイアス
の2点を考えるとある程度出していく可能性が高いとみる。

平地実績からスタミナ面は問題ないと思われるので単穴評価とする。

▲5ヘイセイメジャー

前走は入障2戦目で見事な変わり身を見せて2着に好走。

2番手を追走して上がり最速の末脚と字面だけを見れば好内容。

メイショウキリモンの大逃げによってかなり縦長の展開となり道中のストレスはほぼないに等しかった。
メンバーレベルが格段に上がる今回はどうか…

直線ダートコースから芝コースへ替わる点は平地実績や過去2走の直線スピードを見ると決してプラスとは言えなさそう。

ただし道悪での開催が濃厚な点でスピードの要求値が下がりそうな点と父マジェスティックウォリアー産駒からはスマッシャーが昨年の冬コクで勝利を上げている点を考えると必要以上に評価ことは危険と判断。

経験値とポジショニングの利は間違いなく見込めるため4番手評価とする。

△10ニシノフウジン

平地を一叩きして再度の障害戦。

前回の障害戦は11月のヴェイルネビュラ戦。
強気に先行したが福島競馬のトラックバイアスの通り勝負所で失速して7着に敗退。
そのヴェイルネビュラ戦の2着以下に好走馬が出ていない点は気になる所。

ただし現在のトラックバイアスと血統的に道悪競馬の適性が高そうな点を考えると一定の評価は必要と判断して5番手評価とする。

✕1キタノブレイド

早めに小倉に入厩して小倉滞在している上野Jがしっかりと調教に跨っている点を評価。

平地で3勝している体力は評価できるはず。ダートの短距離を後方追走しているなら障害レースのペースが合う可能性も…

1/10の追切では先週入障したファルコンビーク相手に1.3秒追走して併入していることから状態面は良さそう。

初戦からどこまでやれるのか含めて楽しみ。

紐①7ゴールドブリーズ

平地3勝の脚力を評価。
冬コクと言えば黙ってキングマンボ系種牡馬。なおかつ道悪競馬に強いキングヘイローの血も併せ持つ。
騎手人気しているがしっかりと押さえておきたい。

紐②11ノーティアス ※1月20日8:45ジローの取消につき追記

先行出来れば粘っこいことは3走前のブリヨンカズマ戦で証明済。
父ハービンジャー×母父ネオユニヴァースで馬場悪化は歓迎。トラックバイアスも考慮して…

買い目

3連単フォーメーション
12.2→12.2→3.5.10.1.7.11

3連複フォーメーション
12-2.5.10-2.5.10.1.7.11


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?