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2023年3月18日(土)中山8RペガサスJS

中山GJへの前哨戦。今年は近年稀に見ぬほど好メンバーが登録しフルゲートの一戦。
中山GJにレース名が変わった1999年以降でペガサスJSを前哨戦に使って中山GJを制した例は過去9例(7頭)。
2002セントスティーヴン
2003ビッグテースト
2005.2006.2007カラジ
2010メルシーモンサン
2012マジェスティバイオ
2013ブラックステアマウンテン
2014アポロマーベリック
非常に重要なステップレースと言える。

ただし、このレースと中山GJを連勝した馬はマジェスティバイオとアポロマーベリックの2頭のみ。
①中山GJとは求められる適性がやや異なる。
②距離適性の問題からここに全力の馬がいる。
この2点はしっかりと念頭に入れておきたい。

◎4イロゴトシ

個人的に今年の未勝利勝ち馬で最も衝撃を受けたのが同馬。最初のハードルを飛越した時点で勝ちを確信したのはこの2.3年でこの馬だけ。
しかもメリディアンローグを0.9秒ちぎっての快勝だから価値がある。距離が伸びればもっと着差をつけていたと思わせるラストの伸び脚だった点も見逃せない。

飛越は加速感と安定感があり文句のない水準。脚力についても初戦で記録した36.7秒は衝撃のひとこと。

過去2戦を見る限りある程度脚質不問に思えるし、前に馬を置いた方が飛越が安定するという陣営のコメントから昇級の壁はないと判断。一気にトップ層まで駆け上がって欲しい。

◯10エイシンクリック

満を持しての中山参戦。これは次月のJ-G1を見越してのものと思いたい。
近走は敗因が明確で
前走…距離不足と進路取り
前々走…順回りコースでのスピード競馬への適性差

同馬の武器は豊富なスタミナとトリッキーなコースでの機動力と考える。
本質的には3000m後半以上で真価を発揮するタイプと思えるだけに今回の距離は若干の不足感が否めないが、バンケットでのスタミナ消費を考えると距離は誤魔化せそう。

スタミナの根源はノーザンテーストを経由してHyperionのクロスによるもの、機動力の根源はNureyevとノーザンテーストを経由してのノーザンダンサーのクロスが3本走ることに由来か。

この数戦で戦ってきた相手関係と比べるとここはだいぶと楽になる印象。
1頭だけ62kgと他馬と比べて2kg重たい斤量を背負うが、同馬のタイプ的には斤量負けはなさそう。また負担重量の差はダッシュ力に出るという定説からすると元々ダッシュがクッパ並みに効かない同馬には関係のない話と考えたい。

騎手がちゃんと乗ってくれば崩れる事は無さそう。

▲13ヤマニンマヒア

近2走の内容が極めて良好。
昇級戦となった前走では序盤からスピードについていけずにクラスの壁か?と思わせるレース運びだったが中盤からグッとポジションアップ。レースセンスの高さを感じさせる内容だった。
レース後のコメントで序盤は折り合いに専念したということで、序盤の運びにも合点がいったし、今回にも間違いなく繋がる。
しっかり折り合いをつけた結果として、レース上がり39.3秒のメンバー中最速上がりを繰り出せた価値は大きい。

平地時代から芝ダ問わずラストの脚は必ず使ってくるタイプだが、実績を見る限りは芝の方がより確実に脚を使える。ここでも。

メイクデビューでアドマイヤマーズ、ケイデンスコールと僅差の3着だった素質の高さに期待したい。

△6ビレッジイーグル

コースレイアウト上、前に行けるという脚質は無視できない。
7戦続けて中山コースで走り続けてきているその執念ともいえるローテーションのおかげか明らかに出来落ちにあった清秋JSを除くと掲示板は一回も外していない。
今回はコウユーヌレエフ、スマートアペックス、ナギサあたりも主張してきそうで展開はそれなりに厳しくなりそうだが、この馬も譲れない。
去年の同レースを勝利している立場。ここも最低限の格好をつけないと今年のGJでは勝負にならない。
期待を込めて4番手。

×8エミーリオ

週末雨予報なのが何より。とにかく消耗戦になるとパフォーマンスを上げる。
ビレッジイーグルの所で触れたように先手争いは激しくなりそうでしかも、エイシンクリック、ジャディードあたりも早めから動いていきそうなだけに道中の出入りは結構激しくなり消耗戦になる可能性は高そう。
そうなると同馬の持ち味が活かされると見る。今回は人気のない立場だろうし気楽に一発を狙って欲しい。

紐①2ダイシンクローバー

前走パドック超抜だったので期待を込めて。いつも良く見せるタイプなだけに判断は難しいが…着順がよくない時のパドックは前肢の裁きが硬くなる傾向にあるのでその点はよくチェックしたい。
今回は平沢ジョッキーがテン乗り。どちらかというとじっくり構えて馬主導で動いた時の方が好走が目立つだけに平沢ジョッキーと手が合うか。

紐②3ジャディード

伴ジョッキーを鞍上に迎えれた点はナイス。近走、石神ジョッキーを背に早めからポジションアップする競馬が板についていたので似たような騎乗をイメージできる騎手への乗り替わりは安心感がある。
相手なりにしっかり走ってくるタイプでここもそれなりにまとめてきそう。
前走のメンバーで5着ならここでも決して見劣りはしない。

紐③9アサクサゲンキ

熊沢ジョッキーとのコンビ再結成。
前走は元より距離不安もあったが、終始飛越が不安定だった点が気になった。
最終的に魔の5号障害でバランスを崩して騎手が落とされてしまった。
今回は実績のある3000m前半のレースに戻る点はプラス。
ただ一昨年とかと比べるとパフォーマンスの低下は否めず、今回のメンバーでは人気ほど信頼は出来ないとみて…

買い目

3連複フォーメーション
4.10.13-4.10.13.6-4.10.13.6.8.2.3.9(強弱)

3連単フォーメーション
4.10-4.10.13-4.10.13.6.8.2.3

あとはパドックをみて上げ下げ。

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