見出し画像

2023年10月15日(日)東京9R東京ハイジャンプ(J-G2)

豪華メンバーが揃った日曜日唯一の障害重賞。
G1勝ち馬2頭、重賞勝ち馬3頭、オープン勝ち馬3頭がラインアップ。
ここから暮れの大一番である中山大障害に進んでいくメンバーが多くいそうで本番を見据えた戦いが期待できる。
また本番とはコース形態が大きく異なるためここで凡走して本番で巻き返す可能性もあり大障害とセットで注目したい。

パドックメモ

イロゴトシ~ニシノデイジー
ニューツーリズム~ヤマノグリッターズ

◎4ジューンベロシティ

前々走の東京JSは圧巻のパフォーマンス

重賞2連勝中の同馬を本命に据える。

脚質不問、晴雨兼用、競馬場を問わないオールラウンダーホース。
2連勝している近2走のパフォーマンスが非常に優秀。

前々走でロードアクアの作った厳しいラップを差して快勝、前走でホッコーメヴィウスが作った厳しいラップを2番手追走から先行押し切りしたことで高いスピード能力を示した格好となった。
道悪が進んだとしても中山GJで経験済。その時は極悪馬場の中で上がり3Fはイロゴトシに次いで2位となる42.1秒を記録しており常にメンバー中上位の脚を使うことが出来る。

枠の並びも非常に良い。
すぐ外のホッコーメヴィウスの動きを見ながらレースを進めることが出来そうで内のニシノデイジーは発馬に不安を抱えているため、ゲートで内のスペースが大きくなる可能性が高い。怖いのは最初の飛越までに石神J、蓑島J、小野寺Jが思いのほか行き脚が付いてポジションを取りに来る時くらいか。

東京JSの直後に阪神JS⇒東京HJ⇒中山大障害のローテーションを決めていた中での予定通りの参戦となれば当然実力を十分に発揮できる状態にあると判断したい。

ホッコーメヴィウスという存在がいる以上、基礎スピードが問われる展開になるのは間違いなく、近走のパフォーマンスを発揮できれば同馬が最も勝利に近い存在だろう。

○5ホッコーメヴィウス

東京コースは重賞4連対の得意な舞台

前走で鮮やかな復活劇を演じてくれた同馬を対抗評価とする。
前走は久々に発馬からスピードレンジの違いであっさりとハナを奪取できた。スピードに乗ってしまうと飛越の優位性がより際立つためにどんどん差が広がっていくという絶好調だった昨秋のようなレース振りだった。
それゆえにジューンベロシティに早くからロックオンされてしまったのは痛かったが3着のネビーイームに4馬身差をつけたあたりはさすが。

今回は重賞2着4回の東京コース。コース形態ゆえにスピードの優位性がより活きる舞台でここでも大崩れは考えづらい。

久々の道悪競馬に不安が残るが2021年5月22日(土)に重馬場で開催された新潟でのオープン競走で2着馬メイショウゴウリキに1.9秒差をつけて圧勝しておりそこまで不安視する必要はなさそう。
血統的にも父ダイワメジャー×母父ダンシングブレーヴで4代父にパーソロン、5代父にPrincelyGiftが入っている構成ならば道悪がダメという事はなさそう。

前走の反動がなければしっかりと好走してきそう。

▲11イロゴトシ

初の順回りコースでどれだけポジションを取れるか

今年入障して3ヶ月の間にJ-G1馬にまで上り詰めた天才。
飛越力は明らかに現役屈指のものがあり、飛越毎にアドバンテージを稼げる希有な存在と言える。
前走はその巧みな飛越力に併せて、極悪馬場をものともしないフットワークと勝負根性で2着馬に3.1秒もの差をつけて中山GJ(J-G1)を圧勝した。

折り合い面に何の課題もない事もストロングポイントで馬群に入れる事ができる点は混戦となりそうな今回は武器になる。

前走の中山GJで下した相手からダイシンクローバー、テーオーソクラテス、ジューンベロシティが重賞勝利をしておりレースレベルの高さは疑うまでもない。

ここまでは強調材料を書いてきたが今回は不安材料も多い。
①他馬対比2kgの重斤を背負う点
②初の順回りコース
③スピード勝負への対応
④小倉SJは頓挫してスキップ
⑤初コースでは3着

今回については不安材料も多く3番手としたが圧勝しても何ら驚かない存在で単穴評価とする。

△6ダイシンクローバー

操縦性の高さと飛越力が武器

昨年の3着馬。
今年に入ってからの充実度は目を引くものがある。

今回は先週森Jが落馬負傷したことにより上野Jがテン乗り騎乗することになった点がかなり不安視されている。
ただ個人的な印象としては操縦性の良さが同馬の最大の武器のように思えるので乗り替わりがそこまで悪さをしない可能性も…
併せて飛越の安定感も上位の存在で馬主導でレースを進めることが出来れば面白い。時計面にはやや不安があるだけに道悪競馬になりそうな点も歓迎。

✕8トライフォーリアル

総合力が高い期待の新星。乗り替わりがどうか…

総合力の高さが武器。ダッシュ力もありそれなりにポジションも取れる。
五十嵐J→蓑島Jへの乗り替わりは不安でもあるが昇級後勝ち切れなかった詰めの甘さを蓑島Jが埋めてくれる気がしないでもない。

紐①3ニシノデイジー

高い巡行スピードを持続させるスタミナが一番の武器

先日ポストしたようにスピードを持続させるスタミナが武器の良馬場専門馬というのが個人的な見解。
最近はゲートが遅く、どうしても中段からレースを進めることが増えてきた。
東京コースでポジションアップできるのかも不安。

ただし発馬が上手くいって先行できれば圧勝してもおかしくない。押さえまで。

紐②7マイネルグロン

前走の押し上げ力を今回も再現できれば…

パワーのいる馬場になれば…
連勝の内容は良かった。

直前気配次第では取捨したい。

紐③9ニューツーリズム

目下の完成度なら東京コースを克服できないか?

新潟での近2走はレースレベルが高かった。
今の所の成績は典型的な新潟巧者だが前走の内容だけを見れば東京コースで好走してもおかしくない。

紐になら入れても怒られないはず。

買い目

当日の馬場状態をみて追記します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?