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2023年9月16日(土)阪神8R阪神ジャンプS(J-G3)

豪華メンバーが名を連ねた阪神JS。フルゲート14頭がスタンバイ。
4年ぶりに阪神3140mで開催される。
ここから暮れの大一番を目指していけるような素質馬が多くハイレベルな一戦が期待される。
人気の中心は好メンバーが揃った東京JSを快勝したジューンベロシティか。東京JS組グレートバローズ、エイシンクリック、ホッコーメヴィウスやオープン勝ち実績のあるエコロデュエル、ネビーイームも上位を狙える存在。

パドックメモ

アドマイヤアルバ~セルリアンルネッタ
タマモワカムシャ~ヤマノグリッターズ

◎11ジューンベロシティ

ここを勝って秋の主役候補に名乗りを上げるか

今回は人気を背負う立場だが素質の高さを考えると当然中心視する必要がある。
入障から6戦3勝2着1回と能力の高さを如何なく示している。
これまでの3勝を福島、小倉、東京と異なる競馬場で上げている点は非常に評価できる。
前走の東京JSは前が流れてスタミナとスピードの双方が問われる展開となったが、4角を抜群の手応えで上がってきた時の迫力は前走のメンバーの中でも桁違いだった。
競馬場、位置取りを問わずに確実に脚を使ってきている実績があるだけに初コースとなる阪神コースも無難にこなしてくれるはず。
人気所で先行しそうなホッコーメヴィウス、ショウナンアーチーを見ながらレースを進めることが出来るいい枠を引けた点も強調材料。
襷で他馬をスキップしてポジションアップしていく形がベストか…

直前気配が良好であればますます隙がなくなる。
ここは目下の勢いを考えて本命に据える。

○13グレートバローズ

スクーリング効果で飛越が良ければ

前走は東京3110mにおいて最悪とも言える大外枠からの発走でそれが最後まで響いてしまったように映った。
直前気配からも状態はかなり良いように映っていたが、飛越のリズムが安定せずに捻って跳ぶようなシーンが数回見受けられた。
それでもラストは勝ち馬ジューンベロシティよりも0.1秒速い37.3秒の上がりを使って4着入線しており能力の一端は示す格好となった。
今回も大外からの出走となるが、阪神3140mはゲートから最初のコーナーまではそれなりに距離があるためにポジションさえしっかり取りに行くことが出来ればそこまで不利な枠ではないように思える。
また小坂Jの負傷により新しくコンビを結成することになる森Jは昨年の中山大障害で不利と言われる大外枠からゼノヴァースを先行させて2着となったように枠の不利を打ち消すことが出来るほどの技術の持ち主。
同馬は高田Jが障害レースを教えた馬。高田⇒森パターンは今年のトレンドともいえるもので同馬についてもしっかりとエスコートしてくれるはず。
唯一阪神コースで出走した昨年のレースで殿負けしている点は気になるところではあるが、2週に渡って現地でスクーリングを実施した事、昨年とは馬が違うということを信じて対抗評価とする。

▲1ネビーイーム

コース相性の高さはメンバー屈指

阪神巧者。障害戦での2勝はいずれも阪神コースで記録。
今回は初めて阪神コースの直線芝コースを走ることになるが、平地時代に芝で好走していたことと、入障後も小倉コースで上がり37.1秒を使えていることを考えると心配は杞憂に終わる可能性が高そう。
前々走オープン勝ちした時の内容が非常に良いものに見えた。
ポートロイヤルとアレデラヴァンの間を急襲した勝負根性は重賞レベルでも武器になれるものに思えた。
前走のギガバッケン戦では福島2750mというスピードが問われるコースで他馬より1kg重い斤量を背負って0.2秒差の2着に好走しており現在の充実度はかなり高い。
目下リーディングジョッキーの小牧加矢太Jと人馬ともに初となる重賞制覇を成し遂げても全く不思議はない存在とみる。

△14エイシンクリック

乗り替わりで出していければかなり面白い

前走は得意条件ではないと思われた東京コースで勝ち馬と1.3秒離された6着。悪くない内容に思えた。
同馬の最大のウィークポイントはゲートの遅さ。当日もほぼ間違いなくゲートは出遅れるはず。
そこを補える可能性がある小野寺Jへの乗り替わりは、考え得る乗り替わりの中では最高に近いチョイスであるように思える。騎手主導でしっかりと促してポジションを取りに行く騎乗スタイルが同馬のウィークポイントを埋めてくれる可能性は十分にある。
出遅れた時にも割り切りやすい大外枠を引けたという点も良さそう。
今年6重賞中3回で馬券内に導いている小野寺Jの勢いも無視できない。

同馬自身唯一の重賞勝利は昨年の阪神SJで上げており阪神コースへの適性の高さは疑うまでもない。

ただし他馬より1kg重い61kgを背負う点と3140mという距離は本質的にはやや短い可能性があると見て4番手、馬券的には2列目の扱いとしたい。

✕8エコロデュエル

未知の魅力十分

未知の魅力という点ではこの馬を上回る存在はいなさそう。
前走のオープン勝ちは序盤で先行するが、道中の極端なペースアップで一時はほぼ最後方までポジションを落としてしまった。そこから持ち前のスタミナで再度ポジションアップをして差し切るという破天荒なレース内容だった。
レース後は草野Jを振り落としてしまう気性の激しさを併せ持っておりその狂気が魅力ともいえる。

初の重賞挑戦で初のフルゲートと気性面で不安が残る同馬には厳しい条件となるが、その不安以上に魅力が十分な存在でここは5番手評価としたい。

紐①3ニンギルス

距離は不安も飛越力は負けていない

飛越力だけならここに入っても引けを取らない。
枠的にホッコーメヴィウス、ネビーイームの後ろに付いていくことが出来れば自然といいポジションを取れるというのはかなりの強み。また外のアトラクティーボはゲートが遅いタイプでスペースを広く使えそうな点も良い。
懸念は難波Jとこの馬の相性。
この馬に乗った時はなぜかチグハグなレースが増える。
人気のない立場なので積極的に乗ってもらいたい。

紐②7ショウナンアーチー

底が見えていない強み

番手からの競馬を示唆しているが結局行くんだろうなという予感。
スッと先行できるスピードと伸びやかな飛越が特徴。
前走は3角から騎手が激しく促すアクションを見せておりスピードでやや置かれかけた可能性があるように見えた。それでもラストまで伸び続けており実はスタミナのある逃げ馬なのかも?という印象を抱いた。
グレイスティアラの肌に母父シンボリクリスエス×父リオンディーズで距離延長は問題ないように思える。
腕試しの一戦になるので大敗もあり得るが、まだ底を見せていない脚力に期待。

紐③6ヤマノグリッターズ

騎手がどんな魔法をかけるか

五十嵐J替わりが何よりも魅力的。
前走は久々にこの馬らしい行きっぷりの良さだった。
良くも悪くも相手なりに走るタイプなだけに重賞挑戦で対応できる可能性もある。
人気がないのは間違いないから紐に入れても怒られない?

紐④2ホッコーメヴィウス

最も直前気配を気にしたい存在

前走は逃げることすら出来ずに暗雲立ち込めたか?と思われたがラストにメンバー中2位となる38.3秒の上がりを使えた点は一筋の光明と言えそう。
今回は平沢Jへの乗り替わりでしっかり出していくことは間違いなさそう。

楽しみな乗り替わりではあるが以前とは明らかに調教過程が違う。
好調時は馬なりでもラストに素晴らしい脚で上がってこれていた。状態面がまだまだ不完全の状態か…
直前気配が良くなければ無印組と入れ替え予定。

買い目

3連複フォーメーション
11.13-11.13.1.14.8-11.13.1.14.8.3.7.6.2

馬連流し
1-11.13.14.8.3.7.6.2

3連単フォーメーション
11→13.1.14→13.1.14.8.3.7.6

あとは直前気配で上げ下げ予定

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