2024年9月28日(土)中山1R障害未勝利
稍重~重馬場想定
秋の中山開催の障害最終レース。
開催が進むほどに時計の高速化が見られる今開催。先週の清秋JSでは逃げたスマイルスルーが従来のコースレコードを3.0秒更新するアンタッチャブルレコードを記録したように障害コースの馬場状態は非常に良い状態。
今週の予想のミソは道悪競馬での開催の可能性が出てきた点。
道中は時計が掛かる馬場となって追走スピードの要求値が下がり、直線のダートコースは脚抜きが良くなって直線スピードが必要となる。
その2つの点と合わせて中山コースの固定障害をクリアする"跳ぶ力"は当然必要。
考えることが増えるがシンプルに中山コースへの適性を最重要視して予想を組み立てていきたい。
パドックメモ
◎9フェーレンベルク
前走 東京 ビートザレコード戦 4着 0.9秒差
前走ラップ:42.3-36.4(上がり1位)
ハイレベル戦となった前走のビートザレコード戦でとんでもない位置から追い込んできて、3着のピーターサイトとタイム差なしの4着になった脚力はここに入っても魅力的。
前走のメンバーレベルはなかなかのもの
1着ビートザレコード(次走OPのレッドバロッサ戦2着)
2着ロードスパイラル(次走勝ち上がり)
3着ピーターサイト(2着→1着→清秋JS4着)
6着アースブレイブ(障害未勝利2着1回3着5回)
8着ルレーヴドゥリリ(次走インディゴブラック戦2着)
11着シャンドゥレール(次走勝ち上がり)
中止ギャラクシーナイト(2走後平地3勝クラス勝利 障害魂!!)
先着した馬たちのその後の成績を考えるとここでは好走に期待したい。
この馬最大のウィークポイントは何といっても追走力のなさ。
前走は完走馬の上がり3Fまでの平均ラップが42.1秒だったのに対してこの馬の刻んだラップは42.3秒。ここまでのレースを振り返ると後方からのレースを強いられることが多くその点は不安材料。
しかし今回は道悪での開催が濃厚で道中の追走スピードが問われにくくなるはずでその点はこの馬にとっては追い風。
また、この馬のレース映像を振り返ると見えてくることだがゲートのダッシュ力が遅いわけでは決してない。ある程度促していけばそれなりのポジションを確保できるように感じた。
パドックでトモの蹴りに力強さが出ていればポジションは確保できるはず。
今回は2週に渡って格上馬相手に互角以上の動きで併せ馬を敢行していて体調は上向きにあるとみる。
前走のメンバーレベルとラストの脚力、そして本場で続戦出来るという点は強みになるはずでここは本命に据える。
○6イエローウィン
前走 新潟 トランシルヴァニア戦 3着 0.2秒差
前走ラップ:40.0-38.2(上がり2位)
入障2戦目となった前走はしっかりと障害レースの流れに順応して先行することが出来た。
それでいてラストではしっかりと上がりを使えることを証明して障害レースセンスはかなり高い。
前走の敗因はペースが上がった3コーナーあたりで1,2着馬のペースに付いていけなくなった点に尽きる。
今回は中山にコース替わりして前走ほどの急激なペースアップが発生する可能性が低そうな点はこの馬にとって追い風。
今回は初の固定障害コースでの出走だが、飛越自体が危なっかしいタイプでなく固定障害を"跳ぶ"という点について不安はあまりなさそう。
平地時代に中山のダートコースで2勝しているという経験は他の馬にないとっておきの武器となりそうでここは大崩れしないとみる。
軸という意味ではこちらの方が安心感があるかも…
前走は前々走と比べるとトモの蹴りが弱く映った。その点が解消されていれば好走可能と見る。
▲10ネッスンドルマ
前走 中山 インディゴブラック戦 5着 0.6秒差
前走ラップ:41.2-38.8(上がり2位)
コースを問わず堅実に走ってくる偉い子。
これまで走ってきたレースレベルは比較的ハイレベルだったものが高い。
飛越の安定感はここに入っても上の方に入るレベル。
前走で中山コースを経験しているということは大きな強みとなりそう。
この馬のウィークポイントはとにかく追走する脚が遅い点。そういった意味では追走スピードが問われにくくなる今回の馬場はプラスに働きそう。
また今回は行きっぷりの悪さへの対策として下を縛ってみるという陣営のコメント。
鞍上の伴Jは積極的にポジションを取りに行く騎手で舌を縛った効果が出た場合は先行策を取る可能性だって十分にある。
そうなると好走できる可能性は十分にあるはず。
パドックで集中力が増していれば色気は増す。
△1ダノンジャッカル
前走 中山 インディゴブラック戦 3着 0.2秒差
前走ラップ:41.1-39.0(上がり3位タイ)
近走は2着、2着、3着と安定して結果を残していて馬柱を見ると間違いなく順番待ちの状態。
前走は早め抜け出しから勝利は間違いなしという手応えに映ったが直線で失速して3着に敗れた。
近2走直線で差されて負けている点は個人的にはかなり不満。
今回は前走のチーク着用→ブリンカー着用へ馬具変更。
直線でソラを欠いた点に不満を抱いての馬具変更とのことだが2走前にメンコ付きブリンカー着用しても同じように差されている。
パドックを見ても前走時はフワッと集中力のない印象を抱いたので今回のパドックは集中力の有無をよくチェックしたい。
脚抜きの良い直線ダートは入障戦で鋭い脚を使った状況なので馬場状態もしっかり見極めたい。
✕8サンマルグレイト
前走 福島 メイショウキョウジ戦 7着 2.4秒差
前走ラップ:40.5-38.7(上がり6位)
中山コースでは0-1-1-1。安定した飛越を武器に着順を上げ続けている点は強調材料。
安定した飛越とバンケットを捌く力はなかなかのもの。
前走を見ると福島→中山へのコース替わりはプラス。
脚の遅さは気になるところだが、まだまだ成長が期待できる4歳馬。
パドックでよく見せるタイプだけに成長が感じられるなら評価したい。
紐①テンメジャーガール
前走 福島 ガイフウカイセイ戦 4着 0.4秒差
前走ラップ:40.4-38.0(上がり1位タイ)
使える上がりはメンバー屈指。
平地2勝の脚力もここなら上位。
福島→中山へのコース替わりはあまりポジティブな印象を抱けない。
陣営はスタミナ面に不安を感じるコメントを残していて、距離延長かつ重たい馬場は歓迎ではないだろう。
小野寺Jと手が合っていた印象もあるだけに中村Jへの乗り替わりも心配。
ここは相手まで。
紐②4メイショウコホク
前走 中山 インディゴブラック戦 6着 3.9秒差
前走ラップ:41.2-42.3(上がり7位)
脚の遅さが最大のネック。
飛越は上手くて安定して能力は出せる。
追走スピードが問われにくい馬場は歓迎だがそれにしても前走減速ラップを踏んでいるのはよろしくない。
今回はダイエットしてくることが必須条件のためパドックは要チェック。
紐③7タイセイモンストル
前走 新潟 シャンドゥレール戦 7着 4.0秒差
前走ラップ:40.0-39.3(上がり4位)
高く跳べるタイプでローカルよりは本場が良いタイプ。
時計が掛かるのもいい。
ただ不器用な馬で掲示板付近が精一杯という競馬が続く。
大負けはなさそうだが好走もなさそう。
出来が良ければ相手で押さえるにはいいか?
買い目イメージ
単勝9フェーレンベルク
馬連流し
9-6.10.1.8.2.9.7
※直前気配で減らす予定
3連複フォーメーション
6-9.10.1-9.10.1.8.2.9.7
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