2023年6月10日(土)東京1R障害未勝利

今週は未勝利戦のみ。こちらには9頭がエントリー。9頭中入障戦馬が3頭、過去に馬券内に入った馬は2頭のみ。今回は明確に引っ張ることが出来る馬がいるだけに道中の追走力が鍵になってくると見て予想を組み立てたい。

◎9アトラクティーボ

同馬の一番の武器は末脚。初戦の福島で37.2秒、2戦目の新潟で37.3秒の上がりを記録できていた点は評価したいポイント。
今回はアドマイヤレビンが引っ張り、他に先手を主張するような馬がいなさそうにみえるだけにある程度のポジションを確保できる可能性は高そう。
平地時代は主にダートの中距離戦を主戦場としており2勝を上げている。
しかも37~38秒台の上がりをコンスタントに叩き出しており、直線ダートの東京コースに替わる点はプラスに働く可能性が高い。
近2走ともレース序盤の竹柵障害で斜飛する面があっただけに、序盤の飛越は慎重に入ってほしいところ。竹柵は斜飛するけど生垣は斜飛しないというデザートスター的な面があって飛越面での心配が杞憂に終わればいいが…

前走のメンバーレベルはかなり高く、
2着メリディアンローグ…次走勝ち上がり
4着スヴァルナ…メリディアンローグの2着
その2頭の間に挟まれたなら勝ちの水準にはあるはず。

東京の馬場(特に直線のダート)は金曜日の降雨の影響で脚抜きの良い馬場になる可能性もあり、上がりを使いやすい状態になりそう。
マークすべき馬も明確で競馬はしやすいはずでここは本命視する。

前走は542kg(−2kg)での出走。かなりの大型馬体。パドックはいつもゆったり大きく周回する。活気は十分にあった。前走よりゴトゴト感が出てくると嫌なのでその辺りはチェックが必要。

◯4アドマイヤレビン

入障戦以来の東京コース。当時は教育で後方に尽くして終了。3戦目に小野寺ジョッキーへ乗り替わってからレース振りが一変。強気に先手を主張してどこまで粘れるかというレースが出来るようになってきた。

平地時代唯一の勝利はダートコースで記録しており直線がダートに替わる点は悪くないはず。

ただ1番のウィークポイントでもある、上がりの遅さは気になるポイント。今回もターゲットにされやすい位置でレースを進めるのはほぼ間違いないため勝ち切るイメージは湧かない。

飛越力は秀でた存在とみて対抗に据える。

前走は504kg(+12kg)での出走。近走と比べるとノッソリ歩いている印象を抱いた。それでも先行力と飛越力の確かさで上位争いは出来た。今回の気配が優れなければやや落として評価したい。

▲7クラウンセト

入障2戦目。初戦となった前走はゲートから積極的に出していってレースを引っ張った。テーオーコンドルとのハナ争いは譲る形となったが初戦としては十分なスピードを見せていた。
飛越自体は安心してみていれる水準にあったように思える。
今回はアドマイヤレビンとの先行争いになるだろうがケンカせずにレースを進めることが出来れば粘り込みがあっても驚けない。
中央場所では勝ち鞍がないが地方では佐賀での4連勝を含む計5勝。このメンバーでなら平地力が大きく劣るという事もなさそう。

今回から60kgの斤量を背負うためダッシュ力に一抹の不安はあるものの、2戦目の慣れが上回ると見て単穴評価とする。

前走は454kg(±0kg)での出走。集中力を欠いてテンションの高いパドックだった。前走時はメンコ以外の馬具着用なし。チークピーシーズを着用して落ち着きが見られるようなことがあればさらに評価を上げたい。

△2スペキュレーター

入障3戦目。
初戦 2022年10月30日 新潟2850m良 3.17.9(41.9)
2戦目 2023年5月21日 新潟2890m良 3.15.3(40.0)

馬場状態の違いはあれど同じ新潟コースで距離が40m違ったレースで2.6秒時計を詰めておりかなりレース振りは進境があったように映った。

飛越自体は悪くないタイプ。平地力の無さがウィークポイントなだけに道中の追走スピードの要求値が多少下がる本場へのコース替わりがプラスに働く可能性はある。

前走は472kg(±0kg)での出走。活気が乏しく踏み出した脚が前に進んでいかないような印象を抱いた。今回は7ヶ月ぶりの実戦を叩いて2戦目。状態面の上積みがあるものと期待してみたい。歩きを1番気にしてみておきたい存在。

✕8ヴィオマージュ

平地競走を6回経て、8か月ぶりの障害競走出走。
最後の障害競走となった昨年10月のアストラエンブレム戦は道中でのポジションの変化はそこまでないまま9着で入線。上がり38.8秒と水準のレベルを使えた点は一定の評価が出来る。
割としっかりと跳ぶタイプにみえるだけにローカルの置き障害コースから本場の固定障害コースへ替わることはプラスに働く可能性がありそう。
また北沢ジョッキーから積極的に出していく伴ジョッキーへの手替わりもいい方向に作用しそう。
平地時代はダートの未勝利戦で4度2着がある。いずれも短距離戦で先行してのものでダッシュ力の証明にはなると判断。

前回の障害戦出走時は506kg(+14kg)での出走。歩きっぷりは決して悪くはないように映った。やや歩きの硬いタイプでパワーの要る馬場はいい方向に転ぶかもしれない。体重の増減が大きいタイプなのでしっかり映像で状態を判断したい。

紐①6ダイゴシンリュウ

8ヶ月ぶりの障害2戦目。前走は終始後方でそのままレース終了。
使った上がり40.8秒も平凡。
今回は意欲的に追い切りを消化しているのでその点と2戦目の慣れを期待したい。

血統的には父ドゥラメンテ×母父クロフネ×母母オリエンタルアートという組み合わせ。つまり母はドリームジャーニー、オルフェーヴルと兄弟の間柄。血統的な筋は通っているので8ヶ月の休養期間で馬体が成長していることに期待したい。

前走は426kg(+2kg)での出走。数字の通り身体は小さく筋肉量の少なさを感じた。今回は期間を置いての出走なだけに出来れば10kgほど増やして欲しいところ。体重が増えていなくても筋肉量(特にトモ)の成長は期待したい。

紐②3セイウンシデン

平地力に期待。リーチザクラウン×セイウンデライラと正にオーナーブリーディングがなされた馬。期待はされているはず。西山オーナー×五十嵐ジョッキーと言えばニシノデイジーをはじめ活躍馬も多い。

入障馬につき前走パドックについては割愛。

買い目

3連単フォーメーション
9→4→7.2.8.6.3
9→7.2.8.6.3→4
4→9→7.2.8.6.3

3連複フォーメーション
9-7.2.8-4.7.2.8.6.3

あとは直前の気配で買い増しするか減らすかします。


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