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富士宮の森でフェスやります。

 僕自身、去年の夏まで日本の森の現状の奥行きなんて知りもしませんでした。

 国土の約4割が陽の光が入らない暗い森。その状態が40年、50年の続いている今、これから更に土砂災害が多発し、僕たちが今目を向けている里山がこのままだと失っていくことになります。

 一見整然としている森なんですが、現実は陽の光がほとんど入らない動物すら訪れない無機質な森なんです。下草も生えず、戦後に植えた痩せ細った樹が並んでしまっているだけ。

 ひょんなきっかけで静岡県富士宮市のNPO森の蘇りによる皮むき間伐を介した「きらめ樹」を体験してから、こういった暗い森がどれだけ深刻なのかを都市にいながら考えていくきっかけになったんです。今年から僕たちは「きらめ樹プロジェクト」としてこの皮むき間伐を介して、全国の暗い森に森に光を入れていくアクションをする人を増やして行こうと思います。

http://www.kirameki-project.com/

 国土の約4割って「およそ1400万ヘクタール」らしいんですが、多分このフェスティバルが行われる4ヘクタールの森に行けば、この数字は気が遠くなるものだと思います(笑)。なので目がくらみながらもやっぱり次の世代、その次々の次の次の世代のことを想像するとやっとかなきゃなあ、というわけです。森がない豊かな土地が日本からなくなるってやっぱり申し訳ないんで。

というわけで4月26日に静岡県は富士宮の森で小さなフェスティバルを行います。樹の皮むき体験をはじめ、音楽や地元の食材を使った食べ物、森にまつわるトークセッション。1日だけですが盛り込んでいきたいと思います。

この森はその上の写真のような暗い森だったところからきらめ樹をして5年経った写真です。下草が生えて、根もしっかりして豊かでしなやかな森によみがえってます。

各地からバスツアーも実施しますんで、ぜひ遊びに来てください◎

http://greenz.jp/2014/04/12/kirameki/?fb_action_ids=10203602790972856&fb_action_types=og.likes


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