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Nuphy Air60 V2を買ったのでキーマップをいじった話

Nuphy Air60 V2を買った

もともとはデスク周りを整理して生産性アップ!みたいなことを考えていて、Youtubeでデスクツアーを見ていたところ・・・
デスク周り整理勢と生産性勢とキーボード沼勢は同じクラスタなことも多いようで、見事にキーボードに興味を惹かれた。
もともとは2011年に買ったREALFORCE91UBK(JIS配列)を長らく使っていて、一生物だと思って使っていたんだけど、英字キーボードへの移行もしたくて、新たに購入。

今回はキーボードのレビューではなく、キーマップを色々試行錯誤した結果として、今時点の設定を記録しておきたい。

ちなみにREALFORCEは13年使ってもまったくヘタっていないし、不満は特になかったので、一生物の認識は変わらず。
当時はメカニカルキーボードといえばカタカタうるさい代物で、REALFORCEは静電容量無接点方式で異次元のフィードバックが気持ちよく、かつ静かで最高でした。

前提として利用環境を

利用環境としては、Windowsの仕事用PCとWindowsの自作PCに、USB切替器を介して接続されている。
Nuphyは有線ではなく、ドングルをUSB切替器に接続している。
仕事が終われば、USB切替器ポチーでキーボード他が接続される先が変わる設定。

ちなみにもともとは有線で使っていたんだけど、Windowsの起動時・スリープ復帰時にうまく再認識されないことが多発したので、ドングルに変更。これで問題なくつながるようになったので、電流不足か、キーボードの起動シーケンスとPCのリンクが噛み合わなかったのかと。

それから、Airにした理由でもあるけど、稀に普段とは別の部屋に持っていってタブレットにつないだり、ちょっと他のPCに繋いだりすることもあり、その場合はBluetoothや有線で接続する。
ただ、この場合のキーマップの良し悪しはメインではないのであまり深く考えていない。

キーマップ変更に当たり知っておきたいこと

まだ続く前段・・・
Nuphyを始め、自作キーボードやそれを流用した市販キーボードは、VIAやQMKといったキーマップ変更ツールを利用して、好みのキーにカスタマイズができる。
また、あるキーを押している間、各キーの役割を変えることができるレイヤー機能の設定もVIAでできる。(フルサイズではないキーボードを使っている方は馴染みのあるFnキーと同様の挙動)
キーマップ(キー配置)やレイヤーの設定をするために知っておきたいことは以下。

VIA

VIAはこちらから利用できる。

Nuphyの場合、こちらを参考に。レイアウトの読み込み等が必要。


キーマップの変更

キーマップの変更はGUIでポチポチすればわかると思うけど、以下のサイトがわかりやすかったです。


Anyキーの設定

カスタマイズのキモである、複雑な操作をさせる方法その1、Anyキーという設定がある。
これはあるキーを押したときに「Ctrl+x」のように特殊キー+文字キーのような入力をさせることができる。
のだけど、60%キーボード以下のようなコンパクトでキー数が少ない場合に威力を発揮するのが、一つのキーに「短押しだと変換、長押しだとAlt」というような設定ができる機能。
これを知ったことで、やたらキーの少ない変態自作キーボードの良さが理解できたのでした。

マクロの設定

複雑な操作をさせる方法その2、マクロの設定が可能。
自分はあまり使い所がないけど、特定の操作を良くする人にはいいんじゃないでしょうか(適当)
Anyキーとの違いは、時間軸を考慮して複雑な操作を設定できること。
例えば、「Ctrl+x」の操作は以下のように表現される。
Ctrlを押す/離すタイミングも指定できる。

マクロでCtrl+x

上記を踏まえて、今時点でのキーマップ

色々試行錯誤した結果、以下のようにしました。

VIAのキーマップ画面

CapslockをCtrlに

キーボードにこだわり始める人が最初にやること、Capslockいらなくね?Ctrlするかーをもちろん設定。
それだけではせっかくのキーボード沼、物足りないので、以下の設定をいれました。

  • Capslock → 短押しESC、長押しCtrl

    • MT(MOD_LCTL,KC_ESC)

  • TAB → 短押しTAB、長押しレイヤー移動

    • LT(7,KC_TAB)

  • ESC → `

ESCに`と〜のキーが割り当てられていて、これらを押すにはFnキー+ESCを押さないといけないのが初期設定。
でも日本語で仕事をしていると、~使いたい場面って多いので、これが出しやすいようにESCキーは`に割り当て。Shift+`で〜。
ESCをどうするかというと、Capslockの短押しに。ESCって長押ししないし、出番は多いので(Vimmer限定)一番押しやすいキーに移動。
TABも長押しはしないので、長押しにレイヤー移動を設定。このレイヤーはカーソル移動系を置いてある。

カーソル移動関係のレイヤーを作った

カーソル移動系のレイヤーは以下の感じ。

カーソル移動関係のレイヤー

まだ設定の余地が多いにあると思うけど、一旦。
TABを押しながらでこのレイヤーに来るので、例えばTAB+hjklでカーソル移動ができる。Vimmer歓喜!
HOMEやENDキーがないので、それをカーソルキーに割り当て。(これは素のレイヤーのカーソルキーにしてもいいかもと考え中)
あとはDelがもともとカーソルの近くにいたので、誤操作防止のためにこっちのレイヤーに移動。

英字キーボードでのIMEオンオフ

結論としては、スペースキー左右にあるAltキーを、MacのJISキーボードよろしく、IMEオン/オフに割当ました。
Altは活かしておきたいので、以下のようにしました。

  • 左Alt → 短押しKC_F14、長押しAlt

    • MT(MOD_LALT,KC_F14)

  • 右Alt → 短押しKC_F13、長押しAlt

    • MT(MOD_LALT,KC_F13)

そのうえで、Google日本語入力をインストールし、IMEオフにF14を設定。

IMEオフにF14を設定

ちなみにF13はもとからIMEオンに設定されていた。
(Altってあまり使わないので、両方をAltにしておく必要はないのよね。別のキーにしたいところ)

ここが鬼門というか、色々苦労をしました。
普通であれば、JISキーボードなら変換/無変換(KC_HENK/KC_HEN)、USキーボードならKC_KAEN/KC_HANJでできるので、それを入れればいいです。


Nuphy Air60 V2の問題なのか、個体の問題なのか、自分のところでは有線接続の場合のみ、上記でうまくいきました。
ただ、無線接続の場合(Bluetoothでもドングルでも)なぜかKC_KAEN、KC_HANJとも反応無し。
キーコードチェックサイトで操作してみても、有線の場合はコードが出るが無線だと無反応・・・
色々試したけど、結局上記の設定になりました。
基本的に困らないので良いといえば良いのですが、メインPC以外につなぐときにいちいち設定をしないといけないのがちょっと・・・
というわけで、解決策ご存じの方はコメントいただければ幸いです。

おわりに

今のところ、操作感もキーマップも満足のいく状態にたどり着くことができた!
ただ、これは沼の始まりに過ぎない・・・
ロープロじゃないキーボードを作るのを目標に、自作沼に踏み出そうと考えているところ。
それでは。


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